検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:8,931 hit
「カナヲ、こんな時間にどこへ行くのですか?」


 月が暗闇を照らす夜。
 蝶屋敷を出ようと戸口で草履に足を入れている時、師範に声をかけられて私は振り向いた。


「少し夜風に当たってきます」


 あまりこういうことはなかったからか師範の目が微かに開かれる。
 気をつけてと言う師範に一つ頷いて私は涼しく風が流れる月夜に繰り出した。


 ……嘘、ついちゃったな。でも本当のこと言ったら師範は行くのを許してくれないかもしれない。
 夜道を歩く途中、道端に咲いていたハハコグサを数本摘む。


 きっと私は忘れない。
 最期まで優しく笑いかけてくれたあの人のことを……。


 あの時のことを思い出そうと、私は少しの間だけ目を閉じることにした。


***


 こんにちは、氷雷ヒミツです。
 初鬼滅の刃小説ですねぇ……。

 原作から出すキャラはカナヲのみです。しかもほとんどカナヲの幼少期の話です。
 視点は三人称一視点(最終話だけ一人称)でいきます。

 評価、コメントよろしくお願いしますね。
 では、つたない文ではありますがお楽しみください。

※作中で表記される「少女」とはカナヲ(幼少期)を指しています。


6月5日
文章修正執筆状態:完結




















おもしろ度の評価
  • Currently 9.48/10

点数: 9.5/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

氷雷ヒミツ(プロフ) - 由希さん» 来世では幸せになってほしいですね。コメントありがとうございます! (2022年6月4日 20時) (レス) id: ad66140e75 (このIDを非表示/違反報告)
由希 - なんか……凄い感動…さゆりさん生きててほしかった…… (2022年6月1日 17時) (レス) @page18 id: 2f26b28cc8 (このIDを非表示/違反報告)
氷雷ヒミツ(プロフ) - ibarakimaki2016さん» さゆりは普通に人を喰うので生かしてはおけませんね……。でも生きていてほしいと思ってくださる子が書けてよかったです。コメントありがとうございます! (2021年7月17日 19時) (レス) id: ad66140e75 (このIDを非表示/違反報告)
ibarakimaki2016(プロフ) - さゆりさん‥生きていて欲しかったな‥ (2021年7月16日 21時) (レス) id: 4220312fd6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:氷雷ヒミツ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kawaikune/  
作成日時:2021年5月17日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。