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外に出ると、雨が降っていた。
傘を女に貸す。
『ありがとさん。えと、名前は…………？』
「東方 仗助。 仗助 でいいっスよ」
『わかったー』
スタスタと女は歩く。
………………目が見えないんじゃあないのか。
『私ね、何年間もこうだから慣れちゃったんだよね。だから気にしないで歩いてていいよ』
女は長い髪の毛を揺らしながら通学路を歩く。
名前はなんというのだろう。
『私？私はA。柳瀬川 A。なんて呼んでもいいよ』
「じゃあ、柳瀬川さんで」
Aさんが先輩かは分からない。
だけど、どこか美しかった。
おっちょこちょいなのに。
『言っとくけど、私16歳だよ』
「えっ、同い年かよ……………」
『もしかして先輩の方が良かった感じ？』
「い、いや。別に…………………」
Aはそっかと返事をしてスタスタ歩く。
…………
「学校つまんねぇよ。だからどこか寄って行こうぜ」
オレはとうとう言ってしまった。
断られるだろうな。
そう思ったが、想像していない返事がやってきた。
『いいよ！じゃ、どこ行く？？』
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彩雲(プロフ) - ミントｫさん» ありがとうございます！頑張りますー！ (2019年7月11日 7時) (
レス) id: 251a406521 (このIDを非表示/違反報告)
ミントｫ(プロフ) - 続き待ってます！頑張ってください！ (2019年7月11日 2時) (レス) id: f18e127291 (このIDを非表示/違反報告)
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