母の遺書を元に�� ページ7
次の日、私はさっそく家を出た。
母の気持ちもしっかりと受け止めた。
裏に住所と電話番号が書いてあった。
私の出身地はローマの普通の街。
有名な女優や映画の監督なんかも来ないただの街。
そこから少し遠いイタリアのネアポリス。
そこも普通の街…………………
だと、思っていた。
だがイタリアのギャングがとてもいて母もそこに住んでいたらしい。
ローマにも多少いる、らしい。
私はスタッシュケースを持って電車に乗った。
とにかくこの家に行けばいいのだ。
私は窓を開けて空気を吸う。
………………ローマとは違うのかしら。
少し不安だ。
しかし優しい母親の言っていたことだ。
私をしっかりと家族として迎えてくれる人達だと信じていよう。
電車を降りてタクシーまで近い場所へはしった。
暑い。
タクシーの中はとても蒸し暑く、私の大嫌いな蛾が開いていた窓から入ってきた。
サイアク！
早く出たい……………
『あっ、ここでいいです』
お金を素早く渡して釣りももらって一目散にタクシーから出た。
災難だわ、イタリアのネアポリスって。
ローマではこんなに災難が続くコトなんてなかったのに。
『あともうすぐね』
もう一度歩いて静かな住宅街に私は入っていった。
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さくらんぼ - 更新してください。すっごく面白かったので。 (2019年7月5日 18時) (
レス) id: 95eea66433 (このIDを非表示/違反報告)
フラジール - 少し暗めのお話ですね。これからの展開楽しみです!頑張ってください! (2019年6月8日 13時) (レス) id: dca7bd7b81 (このIDを非表示/違反報告)
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