【文スト】少し長めの短編集。

1.ツンツン彼氏【中原中也】 ページ1

私の彼氏は中原中也。ポートマフィア幹部。




背が低い。とてもカッコよくて優しい。




背が低いことはからかうと怒られるのであまりいじらないようにしている。




ちなみに同棲している。私は部下である。





取り敢えず仕事の時間になったので彼を起こしてくることにした。





『中也さん。中也さん。起きてください。そろそろ仕事の時間ですよ。』





寝室に入ればダブルベッドの真ん中で寝ている中也さんのそばに座り寝顔を見つめる。


すると彼は、寝ぼけ眼をなんとか開けつつも身体を起こす。





「おはよ。」


『おはようございます。朝食の準備出来てますよ。』




少し寝癖がついていて可愛いなと心の中で思いつつベッドから立ち上がり一足先に食卓に向かう。





「いただきます。」『いただきます。』





箸を動かし美味しそうに食べてくれる中也さんを見て今日も1日頑張れそうだ。





「そういえば今日、Aも一緒に仕事できるらしい。」


『ほんとですか！嬉しいなあ。』





中也さんとの久しぶりの一緒の仕事でとても嬉しくてはしゃいでしまった。





「ちゃんと仕事はやれよ？」


『はい！』






少し素っ気ないが中也さんはちゃんと私の事好きでいてくれてるし、私も中也さんが大好きだ。





中也さんがいる前でヘマ出来ないな、頑張らないとと気合を入れ直し強く頷いた。





仕事服に着替えては2人で一緒にマンションを出る。





『中也さん、今日も似合ってますよ。カッコイイですね。』


「まぁな。」





一緒に出勤して一緒に仕事ができるなんてこんな幸せな彼女いないんじゃないかっておもってしまう。






中也さんが別に私なんかに可愛いとか思ってもらえてたらいいな程度だしこうやって隣歩いてることすら奇跡なんじゃないかって思う。





中也さんは色んな記念日にプレゼントしてくれたりとか、ちゃんとマメに覚えててくれてて嬉しい。





中也さんが運転をしてくれて仕事現場へ行く。





運転してる横顔もものすごくカッコイイ。






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