No.96 ページ48
Aside
「〜、というわけなのです。いい...ですか？」
みんながいいと言わないとこれはできない
徹「それを否定する人はここにはいないよ。
Aの事は俺らが一番分かってる。」
「...徹くん」
みんな優しい顔で見てくれる
その顔が周りにも温かくて本当に嬉しい
想「あの仕事大好きAがついに付き合うのか〜」
雄「付き合っても仕事大好きは変わらないね」
大「逆に酷くなりそう」
徹「気合入れて？」
「確かに仕事は大好きだけど、そこまでじゃ...」
颯「この中で一番忙しいのAちゃんだよ？」
くだらない話も当たり前の日常だけど、
それが今は凄く楽しい
コンコン
宮「失礼します。A、個人の打ち合わせで確かめた
いことがあるからちょっといい？」
「あ、うん！分かった。ちょっと行ってくるね」
大「行ってら〜」
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
一応報告した方がいいよね
「ひーちゃん。」
宮「なに？」
「えっと...私ね大輝くんと付き合うことになったの」
そういうと立ち止まってなにも言わないひーちゃん
「ひーちゃん？大丈夫？わっ...」
びっくりした...急に抱きついてくるから驚いた
宮「...Aおめでとう。大変なこともあるかもしれな
いけど、私達もサポートするから...
だから幸せになってね」
「もう、大袈裟だなぁ。
大丈夫だよ、ありがとう。」
宮「ま、薄々気付いてだけどね。」
「え！？そうなの！？」
離れるや否や急な発言
宮「Aのことは分かるもの。何年の付き合いだと
思ってるの？」
「...確かにそうだね(笑」
この人には敵わないや
宮「それと、戻ったら工藤さんに
『後悔させたら許さないのと、都合よく使うな』
って言っといて。」
「う、うん。分かった...」
今のひーちゃんの顔は、怒っているような、でも
優しいような、少し怖い顔だった
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作者名：sakura | 作成日時：2020年4月6日 18時
