五七 ページ7
「末森の城の牢に貴様の忍がおった」
「あぁ…やっぱり、捕まってたのか。遅いとは思ってた………
ねぇ、お前いつになったら離れるの。俺、怪我人って言ったよね、何もしないからな」
腐女子絶賛。信長は俺に覆い被さるような形である。
信長がじーっと俺を見て舌打ちすると、俺から離れた。
「今舌打ちしたな?ん?」
すると、信長は最後にちゅっと口吸いすると、部屋から出て行った。
「……クソ」
体温が上昇していくように感じた。心臓がうるさい。
顔を両手で覆った。
不意に視線を感じ、ばっと目を天井に向けた。
四角く穴が出来ていた。
「腐腐…ふふふ…」
でた。あの笑い方。
「…おま、いつから…」
「どうも、推しCPまたはイケメンCPの部屋の壁になりたい女。荒川澄香です」
そういえば、そんな名前だったな。忘れてた。
荒川はカサカサと天井から下りてきた。なんだあれ、もうGだろ…。
「先生!やっとくっつきましたね!?待ちくたびれました!キスは終わり、次は《自主規制》ですよ、キャアァァァ!!!《自主規制》!《自主規制》!」
「うるっせぇわ!!アホ!言いたいことは大体わかった!」
「わかるということは先生もP____したいんですね。P____。ね!」
「取り敢えず、鼻血拭けよ。しないから、大体どうするってんだよ」
いや、別に興味本意で聞いてるわけじゃないから。
手拭いを渡しながら疑問をぶつけた。
すると、荒川は鼻声で答えた。
「そりゃあ、先生の《自主規制》に信長さんのP___を突っ込めばいいんですよ。わかりますか?《自主規制》セP___って聞いたことないんですか。」
「え、無理だろ…」
「慣れれば気持ちいいと思います」
お前は真顔で何を言っているんだ。
すると、荒川はどこから出したか知らんリュックから、漫画を出した。
ちょっと待って、嘘だろ…表紙にもう、ヤバイの見えるんだけど、え、なんでこんなの買えるの?カバーも何もしないの!?
「知らない、知らない…俺は何も知らない。見てない…」
「て、先生さっきやりたいなら側室貰えって、やりかた知らないで言ったんですか」
「やり方なんて存在しない」
「だから、《自主規制》に《自主規制》を突っ込むって言ったじゃないですか」
「いやあぁぁぁ、そんなの無理いぃぃぃ」
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大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» いえ!こちらこそありがとうございます。10月始めまでには公開出来るように頑張ります! (2019年9月28日 22時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 大手裏剣さん» あ”あ”あ”(( レスありがとうございます!! 続編、楽しみにしてます^^ 体に気をつけて頑張ってください!! (2019年9月26日 22時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月夜さん» おわわ!!めっちゃ嬉しいです!私も信長様好きです。惚れました。恐らく、近頃続編が公開出来ると思います!楽しみにして下さると嬉しいです!! (2019年9月26日 22時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 一気読みしました!! オリジナルBL読むの初めてだったんですが……………。 どちゃくそ好みでした(( いや、信長様イケメンすぎか。惚れるわ。更新頑張ってください!! 応援しています^^ (2019年9月26日 18時) (レス) id: fafc33f615 (このIDを非表示/違反報告)
大手裏剣(プロフ) - 月希さん» 出来れば…私のボードでお願いします。リクエストはお受けしますよ。 (2019年8月8日 11時) (レス) id: 71bd857e36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:大手裏剣 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/oh19years/
作成日時:2018年9月14日 21時