【短編集】上弦＋αには妹弟がいるようです

　其の壱 ページ35

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優「.........これは.........」

　
　
　


陽「うーわー..........」


　
　
　
　

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　妹弟たちでの“クリスマス会”が終わり､優と陽が部屋に戻ると､そこには色違いの袋が置いてあった｡

　
　
　

　
　間違いなく兄(無惨)からのプレゼントである｡


　
　
　
　

　
　
　
　
　

　



　邪魔だったので､とりあえず端の方に寄せておいた｡


　
　
　

　
　
　
　




陽「どうする？」


優「本音を言えば捨てたいわね｡
　でも､1度も開けられずに捨てられるのはプレゼントが可哀想」


陽「だよねー。.....開けよっか.....」

　

　
　


　渋々､といった様子で2体はそれぞれの袋を開け始めた。

　
　
　
　
　

　
　
　

　勿論プレゼントのために｡



　
　
　
　
　

　
　
　

　そして冒頭に戻る.....｡








　
　

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　袋から出てきたのは､洋服だった｡


　



　別に洋服が駄目な訳ではない｡

　
　
　
　
　






　

　


　
　ただ､問題がひとつ｡


　
　
　
　
　
　
　
　

　
　



陽「姉さんの服､わかめ(無惨)が着てるスーツと同じ模様が入ってる.....」

　


優「...言わないで.....」




　
　
　
　





　優の服が無惨の服とお揃いだったのだ｡



　
　
　
　
　



　

　

　込み上げてくる頭痛と吐き気に､優の顔が蒼白くなってくる｡







　
　
　
陽「姉さんの服､凄く高そう.....｡
　あいつどんだけ妹至上主義(シスコン)なの...？」






　
　
　
　盛大なブーメランである。


　
　
　
　
　






　“妹至上主義(シスコン)”と聞いて優が一気に無表情になる｡



　どこからともなく油とマッチを取り出し....





　何の躊躇いもなく服を燃やした。





　
　

　
　

　


陽「よく燃えるねー」(棒)


優「そうねー」(棒)




　
優,陽「あはははははは」
　
　
　




　何処かすがすがしい目をしているのは気のせいではないだろう｡






　
　
　
　
　

　
　
　


　
　
音「優､陽ー。何やら焦げ臭いですが､これは一体.....？」
　

　其の弐→←妹弟たちのクリスマス!!

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