【文スト】 光の少年と闇の少女

二十九話、指令？ ページ44

〜首領室〜

森「Aちゃん、君に指令を出そう」

早朝、Aは呼び出され、首領室に出向いていた森は神妙な面持ちで、Aにそう言った

A「はい、首領の意向のままに」

その言葉に、森は手を組むと

森「Aちゃん、君には…」

Aは固唾を飲み、森の言葉を待つ…が

森「私とエリスちゃんの買い物に付き合って欲しい」

A「首領、私の聞き間違いでしょうか」

森の言葉に間髪入れずにAが聞き返すと

森「いや〜、エリスちゃんがAちゃんと買い物に行きたいって聞かなくてね？お願い！任務も減らすし、Aちゃんにも何か買ってあげるから！」

頭の前で手を合わせて懇願する、ポートマフィア首領

A「…今は組合が攻め込んでくるかもしれない時です。現に目撃情報もあります…成程、護衛ですか首領の事です。昨日から、中也さんや黒蜥蜴、梶井さんがいないのは、組合の組員から、情報を吐かせる為なのでしょう？」

その言葉に

森「流石だね、Aちゃん。既に一人拘束した様だよ。此の路地裏だから、買い物のついでに寄ろうと思ってね」

A「首領、組合との対戦に必須な情報をついでと言わないでください」

呆れるAに

森「まあ、取り敢えず、準備しておいで」

Aは一度頭を下げると、部屋から出ていった

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