【文スト】 光の少年と闇の少女

中也さん！happy birthday！ ページ38

Aはポートマフィアの傘下である帽子屋に来ていた

A「すみません。この前帽子の作成を頼んだ芥川です」

その声に、店主と思われる男性が奥から出てくると

店主「芥川様ですね。帽子は完成しております。ご確認なさいますか？」

A「はい、お願いします」

Aは店主と共に店の奥に入って行った

〜作業部屋〜

店主「如何でしょうか？」

マネキンに乗っかった帽子を眺めたAは

A「相変わらず素晴らしい出来です。彼もきっと喜びます」

そう言い代金を渡した

店主「いつもありがとうございます。またどうぞお越し下さいませ」

頭を下げる店主に軽く会釈をしたAは、本拠地へと戻って行った

〜執務室〜

Aが中也の執務室に来ると、何かを取り出し

太宰？「中也〜！！遊びにきたよ〜」

その声が流れた瞬間

中原「ああ"？！殺すぞ！糞太宰！あ？」

其処には太宰では無く、ボイスレコーダーを持ったAの姿があった。それを見た中也は

中原「お、おいA…なにやってんだ？」

中也の問いに

A「この前、兄様の悪口を言っていたらしいので。ちょっとした仕返です」

そう言い、帽子の入った箱を渡すと

A「中也さん、お誕生日、おめでとうございます。これからも頑張りましょうね。あと、太宰さんからお手紙です。読まないと車を爆破するそうですよ」

Aは言い終えると踵を返し、糞太宰と叫ぶ中也の怒号を聞きながら、少し口角を上げていた

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