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七話、怒り ページ9

芥川が敦に羅生門を発動している所をAはビルの屋上に上がり見ていた

A(中島敦…何故貴方は…どうして…?どうして私がやっとの思いで手に入れたものを…いとも簡単に手に入れるの?命を掛けたいと思う仲間も…居場所も…自身を認めてくれる存在も…)

そう言い、唇を強く噛んだ

A(…何故…貴方は光の世界に行けるの…?何故?“兄さん”…)

Aの目に、薄い涙の膜が張った。そして、芥川の羅生門が、虎になった敦を真っ二つにした。それを見たAは戻ろうとしたが…

A「…!これは…細雪…!あれは虚像!」

そして、白虎、叢がぶつかり合う瞬間

太宰「はい、そこまで〜」

そんな呑気な声が響き、両者の異能が消えた。

A「…!」

Aもまた、表現を固くし、視線を鋭くさせた

樋口「貴方は探偵社の…なぜ此処に…!」

そう言い警戒する。そして太宰は

太宰「美人さんの行動は気になっちゃうタチでね。こっそり聞かせてもらった」

そして太宰が取り出したのは盗聴器だった

樋口「真逆!」

樋口はポケットを探り、盗聴器を探す

樋口「あの時に…では最初から私達の計画を見抜いて…!」

樋口は盗聴器を握り潰した、然し太宰は

太宰「ほらほら起きなさいよ〜。敦君〜三人もおぶって帰るの嫌だよ?私」

そんな太宰に銃を向ける樋口

樋口「生きて帰すと思っているのか!」

芥川「ククッ、止めろ樋口、お前では勝てぬ」

そう言われた樋口は

樋口「芥川先輩…でもっ」

反論しようとするが芥川は聞く耳を持たず

芥川「太宰さん、今回は引きましょう。然し人虎の身柄は必ず、僕等ポートマフィアがいただく」

芥川が太宰に話した事で樋口は黙った

太宰「何で?」

芥川の言葉にそう聞く太宰。そして芥川は

芥川「簡単なこと。その人虎には、闇市で懸賞金がかかっている。賞金の額は七十億」

その話に

太宰「それは随分と景気のいい話だねぇ」

そう揶揄い乍ら返した。そして

芥川「探偵社にはいずれ又伺います。ポートマフィアは必ずその七十億を奪う」

そして太宰はその言葉に

太宰「では、武装探偵社と戦争かい?やってみ給えよ。やれるものなら」

それを聞いた樋口は殺気を出し乍ら

樋口「零細企業如きが!我々はこの街の暗部その物!この街の政治、経済の悉くに根をはる!たかが十数人の探偵社如き三日と待たず事務所ごと灰と消える!我々に逆らって生き残った者などいないのだぞ!」

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設定タグ:文スト , 芥川龍之介 , 中島敦   
作品ジャンル:アニメ
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りんりん(プロフ) - 神楽さん» 正解です!わざわざありがとうございます。嬉しいです! (2023年2月11日 21時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 花は,君影草。花言葉は「幸福が戻ってくる」。ですかね…? (2023年2月11日 20時) (レス) @page8 id: 41c526018a (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます!すぐに訂正致しました。これかもよろしくお願いします (2021年5月21日 12時) (レス) id: 67e2abf0c7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 4ページ 確かめたくて の め が抜けています (2021年5月20日 22時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» やっと二期に入りました!長かった〜 (2020年12月29日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんりん | 作成日時:2019年11月13日 20時

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