二十一話 或る爆弾 ページ23
太宰の質問に敦は
敦「何とか僕に出来る仕事を探してみようと思います。そう簡単に見つかるとは思えませんが…」
苦笑いで太宰に言う敦。そしてそんな敦に
太宰「君が出来そうな仕事に心当たりがある。良ければ斡旋してあげられるが?」
その言葉に敦は目を輝かせ
敦「本当ですか?!よろしくお願いします!」
〜街〜
そして斡旋先へ行く為に街へ出た敦と太宰
太宰「これから向かうのは、その仕事を紹介してくれる保証人さんのところだよ。きっと君の事を気にいると思う」
その言葉に敦は
敦「その仕事とは?」
太宰「それは着いてからのお楽しみ!まぁ、ちょっとした試験はあるかも…」
敦は試験という言葉を聞いて
敦「えっ?!試験?!」
一気に自信を無くした様子だったが
太宰「敦君。字、書ける?」
そんな質問に
敦「一応、読み書きくらいは…」
敦が恐る恐る答えると
太宰「なら大丈夫だよ」
その言葉を聞いて
敦「ほっ…」
そっと胸を撫で下ろしていた。そんな敦に
太宰「君なら大丈夫だ。私が保証する」
その言葉に
敦「助かります。」
素直にお礼を言う敦。すると太宰は途端に調子に乗り始める
太宰「ハハハ!感謝し給え!私に任せておけば万事大丈夫!何故なら私は太宰!社の信頼と民草の崇敬を一身に浴する男なのだから」
太宰がカッコよく?決めたところで
国木田「こんな所におったか太宰!この包帯無駄遣い装置が!」
その言葉に太宰は
太宰「う、うわあぁぁぁぁ!!」
顔の辺りを抑えて後退り
太宰「く、国木田君、今の渾名やるじゃないか…」
【包帯無駄遣い装置?ーーーちょっと傷ついた…】
その様子を見た国木田は
国木田「誰が社の信頼を一身に浴する男だ!お前が浴びてるのは、文句と呪いと苦情の電話だ!」
太宰の言った事と正反対の事実に敦は
敦「ええ?」
だが太宰は
太宰「え〜私がいつ苦情何て受けたのさ〜」
太宰が不満気に聞くが国木田は手帳を開くと
国木田「八月某日入電“御宅の社員さんが海岸の漁業網に引っかかってるんだけど、引き取ってくんない?”」
まさかのモノマネだった。しかも似ている。それを見た敦は呆れを通り越して逆に関心している…?様だった。そして
国木田「九月某日入電“うちの畑に変な人が埋まっとったんじゃが、其方の同僚さんかのう?”」
敦「えぇ〜」
呆れる敦に対し、太宰は
太宰「な、な…」
国木田を見て何かショックを受けてる様だった。
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りんりん(プロフ) - やっさんさん» レス、出来なくてすみません!夢主ちゃんも偶にボケさせようと思っています。それも楽しんでくれると幸いです! (2019年10月14日 21時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» コメント、ありがとうございます!こっちは全然被害もなくて、少しワタワタしたくらいです。続編に行きましたので、そちらも更新していくので、是非見てみてください! (2019年10月14日 21時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - りんりんさん» 更新があり、とりあえず台風を無事にのりきったようで、、なによりです。被害が大きかっ為、心から喜ぶわけにはいきませんが。続編もどんな漫才が飛び出すか楽しみ♪♪です。ところで、ポートマフィアに謎の人物が... ??面白くなりそうです♪♪。 (2019年10月14日 21時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん(プロフ) - りんりんさん» ... 汗。太宰さんだけでも、大変なのに、夢主ちゃんまで、ボケれば、国木田さん、ノイローゼになりそうですね(苦笑)。しーらない 逃げっ。笑。 (2019年9月27日 12時) (レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - やっさんさん» ありがとうございます♪自分でこうだったら面白いかな?とか考えながらやりました!偶に夢主ちゃんもボケる予定です♪ (2019年9月20日 23時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんりん | 作成日時:2019年9月9日 21時