第152話 盟友 ページ10
エレンはあの写真をずっと持っていた。
記憶の中ではそう言っていたが、まさか本当に持ってくれていたとは驚きだ。
そういえば写真をあげたとき、エレンは覚悟がついたと言った。
まさかそれは、地鳴らしをする覚悟、もしくは私たちを突き放す覚悟だったのかもしれない。
だから最初の写真で撮りたかったのが私たち調査兵団の仲間。そしてそれを何年もずっと持ってくれていた。
ただの憶測でしかないけど、もしそうだとしたら…エレンは一体、どこまで仲間思いなんだろう…
「あ、あれ…？Aさん、どうかしたんですか？」
突然黙り込んだ私にファルコが戸惑って声をかける。
『ファルコ、ありがとう。最高の友達を持てて、私は幸せだな…』
「は、はぁ…どういたしまして…」
同じ訓練兵団だったらよかったのに。調査兵団では同期だが、エレンと過ごした時間はジャンたちよりも3年短い。
もっとエレンと話したかった。もっとエレンのことをたくさん知りたい。
エレンも一緒に、平和な世界で長生きしたかったな。
瞳が潤んでいくのを感じながら昼食を食べ終えた。
『早く写真機を完成させて、他にも色々作って文明を復活させないと』
「文明を復活させるって、この地鳴らしで平らになった世界からですか⁉︎」
『そうだよ。世界から文明は消えたけど、今まで学んだ知識は全部頭に残ってる。どれだけ時間がかかっても必ず取り戻す』
無茶だと言いたげなファルコだったが、覚悟のこもった私の言葉に拳を握り締めた。
「俺も、何かできることがあれば手伝います！掃除機を作ってもらうお礼もあるので！」
そう言ってくれたファルコに簡単な部品の組み立てを任せた。
マーレの戦士候補生で銃の分解や組み立てを訓練していたからか、意外にも手先が器用で難なくこなしていく。
少し難しい部分で行き詰まったときは教えてあげたが、私の下手くそな説明には案の定、眉をひそめて困っていた。
それでもファルコは「頑張って理解します！」と言って諦めずについてきてくれる。
それから、ガビが晩ごはんだと呼びに来るまでファルコと2人で作業を続けた。
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《現在公開可能な情報》
No.47
Aは聞き手がどこまで知識があり理解しているのかをわかっていないため、相手のレベルに下げることができず、専門用語を並べて断片的に話してしまう。それ故に説明が下手だと言われる。
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わたがし(プロフ) - moguさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました！好みに合っていたようで光栄です！この作品を書いた甲斐がありました。尺の都合で省略した箇所を集めたスピンオフ的なものを作る予定なので、楽しみにお待ちください！ (3月17日 20時) (
レス) id: 299a057106 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - はにみずさん» 最後までお付き合いありがとうございました！いつも温かいお言葉を送っていただいて、本当に、心の底から感謝しています！読者様のおかげで最後まで続けられました。進撃にハマるきっかけとなることができて嬉しく思います！ボードにも感想ありがとうございました！ (3月17日 18時) (レス) id: 299a057106 (このIDを非表示/違反報告)
mogu(プロフ) - 作者様、キャラ設定もストーリーも好みドンピシャ過ぎて、正直完結がとても寂しいですが、更新本当にお疲れ様でした！小説の内容をより理解する為アニメを全話見返し繰り返し読ませていただくほどこの作品が大好きです。これからも陰ながら応援しております。 (3月17日 18時) (レス) @page43 id: 22906dc04b (このIDを非表示/違反報告)
はにみず(プロフ) - 更新お疲れ様でした！物凄く感動しました！主人公ちゃんの純粋で真っ直ぐな思いがリヴァイさんの心を動かしていたことに感動して思わず泣きそうになりました！この作品を読んで進撃の巨人が更に好きになる切っ掛けになりました！最後に、これからも応援させて頂きます。 (3月15日 21時) (レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
LIVI,LOVE - 作者様、私の作品作り始めましての設定だけ投稿しました！作者名は『コットンキャンディー』です！作品名は『兵士長の双子の妹も最強でした、、、』です！これから、アニメとマンガを見つつ、お話し作っていきます！ (3月2日 11時) (レス) id: 7441eb7b04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたがし | 作成日時：2024年1月21日 10時
