第20話 疑惑 ページ21
ウォール・ローゼの南方から巨人が発生したとの知らせが届き、調査兵団は壁の穴を探すためエルミハ区へと向かった。
馬車には壁の秘密を知っているというウォール教のニック司祭も乗っている。
エルミハ区へと向かう道中でハンジとアルミンが壁の巨人についての推察をしている。
壁の巨人はアニと同じ硬化能力でできている可能性が高く、エレンにも硬化が使えるのならシガンシナ区の穴を塞ぐことができるかもしれないというひとつの希望が見えてきた。
エルミハ区に到着し、壁の穴を探しに行く班と待機する班の二手に分かれた。
エルミハ区にて待機命令が出たジャンは同じく待機しているであろうAを探していた。
「これ、Aに返さねぇとな」
「おいお前、ジャンとか言ったか？」
「はい、自分はジャン・キルシュタインであります。何かご用ですか？兵長」
「お前が今右手に持ってるものは何だ？それは誰のだ？」
「これは、Aの工具です」
「だろうな。何でお前が持ってる？まさか盗んだんじゃねぇだろうな？」
「そそそんな…！これはAから借りたんですよ！」
「本当だろうな？」
リヴァイから疑いの目を向けられ背筋が凍るジャン。
『あ、兵長ここにいたんですね』
「A、どこ行ってた？俺から離れるなと言っただろ。」
『すみません。憲兵の人に呼ばれたので』
「憲兵がAに何の用事だ？」
『調査兵団なんか辞めて憲兵に来ないかってスカウトされました。でも怖かったので、兵長に呼ばれてると言って逃げてきました』
「いやそれスカウトじゃなくてナンパだろ絶対！」
「賢明な判断だ。何かあったら俺を使え」
ジャンのツッコミに頭がはてなで埋まる。でも怖かったのは本当だから、もう兵長の側を離れないようにしよう。
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《現在公開可能な情報》
No.12
「ねえ、君可愛いね。調査兵団？まだ若いけど新兵かな？」
『……はい…104期調査兵です……』
「へぇ、じゃあまだ15とか？調査兵団なんか辞めて俺のとこに来ない？可愛いのに勿体ないよ」
『…あ、えっと、すみません……リヴァイ兵長から…呼ばれてるので……失礼します……』
Aは光の速さでその場から逃げた。
※俺のとこ=憲兵団と勘違いしている。
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はにみず(プロフ) - わたがしさん» どういたしましてです。主人公ちゃんとリヴァイ兵長の両想いが実ると良いですよね！エルヴィンの義手のイメージが、鋼の錬金術師を連想していました(笑)ちなみに私の進撃の推しはミカサとリヴァイ兵長とエルヴィンなんです(笑)無理せず更新してくださいね！ (1月22日 23時) (
レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - はにみずさん» 通勤のお供に楽しんでいただけているようで光栄です！私もこの話を書きながら読み返していたら再度どハマりしてしまいました(笑)応援とても嬉しいです！ありがとうございます！ (1月22日 19時) (レス) id: 299a057106 (このIDを非表示/違反報告)
はにみず(プロフ) - わたがしさん» どうもありがとうございます。実は進撃の巨人にハマりそうになっている自分がここにいます(笑)仕事終わりに読むのがとても好きで良く行き帰りの電車の中で読んでますよ。引き続き応援してます！ (1月20日 12時) (レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - はにみずさん» 初めまして！コメントありがとうございます！毎日だなんて嬉しすぎます！！温かいお言葉、とても励みになります！はにみず様もお身体にお気をつけてお過ごしください。 (1月20日 9時) (レス) id: 299a057106 (このIDを非表示/違反報告)
はにみず(プロフ) - 初めまして。初コメです。とても面白くて毎日読み返しています。風邪やインフルエンザが流行っているので、無理せず更新してください！応援してます！ (1月14日 9時) (レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたがし | 作成日時：2023年10月2日 16時
