第2話 同室 ページ3
その後、調査兵団の宿舎に案内された。
どうやら同じ訓練兵団から調査兵団に入った女子は自分しかいないようで、南方の訓練兵団出身の人と同室らしい。
人見知りにとって、もうすでに仲の良い人たちの中に入ることほど緊張することはない。
部屋にはまだ誰も来ておらず、とりあえず一番手前のベッドに腰をかけた。
部屋を見渡すと所々に埃が見える。埃といえば…とある人物の言葉を思い出す。
「どれだけ時間がなくても、最低限寝床だけは綺麗にしておけ」
即座にエプロン、マスク、三角巾を身につけ、潔癖症の彼から教え込まれた方法で掃除を始めた。
掃除に集中していると緊張も紛れていく。
自分のベッド周りだけ掃除するのも悪いので部屋中を掃除しているとドアが開かれた。
入ってきたのは4人の少女たち。
マフラーを巻いている黒髪の子、茶髪にポニーテールの子、小柄で金髪の子、そばかすのある長身の子。
きっと同室の人たちだろう。
「この部屋で合ってる？」
『……はい、たぶん…』
「よかった。私、クリスタ・レンズ。よろしくね！」
金髪の少女・クリスタは右手を差し出した。
さすがに掃除中の手で握手するわけにはいかず、エプロンで一度手を拭きマスクを外して握手を交わした。
『あ…A・スミスです。よろしくお願いします…』
「同期なんだから敬語使わなくていいよ。こっちがユミルで、そっちの2人がミカサとサシャ」
ユミル、ミカサ、サシャとも握手を交わし、簡単な自己紹介が終了した。
「で、そんな格好で何してんだよ」
『えっと、掃除…』
聞いたユミルも他の3人もポカンとしている。
それから夕食の時間まで5人で部屋の掃除をして過ごした。
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はにみず(プロフ) - わたがしさん» どういたしましてです。主人公ちゃんとリヴァイ兵長の両想いが実ると良いですよね！エルヴィンの義手のイメージが、鋼の錬金術師を連想していました(笑)ちなみに私の進撃の推しはミカサとリヴァイ兵長とエルヴィンなんです(笑)無理せず更新してくださいね！ (1月22日 23時) (
レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - はにみずさん» 通勤のお供に楽しんでいただけているようで光栄です！私もこの話を書きながら読み返していたら再度どハマりしてしまいました(笑)応援とても嬉しいです！ありがとうございます！ (1月22日 19時) (レス) id: 299a057106 (このIDを非表示/違反報告)
はにみず(プロフ) - わたがしさん» どうもありがとうございます。実は進撃の巨人にハマりそうになっている自分がここにいます(笑)仕事終わりに読むのがとても好きで良く行き帰りの電車の中で読んでますよ。引き続き応援してます！ (1月20日 12時) (レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - はにみずさん» 初めまして！コメントありがとうございます！毎日だなんて嬉しすぎます！！温かいお言葉、とても励みになります！はにみず様もお身体にお気をつけてお過ごしください。 (1月20日 9時) (レス) id: 299a057106 (このIDを非表示/違反報告)
はにみず(プロフ) - 初めまして。初コメです。とても面白くて毎日読み返しています。風邪やインフルエンザが流行っているので、無理せず更新してください！応援してます！ (1月14日 9時) (レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたがし | 作成日時：2023年10月2日 16時
