第14話 女型 ページ15
音響弾と共に聞こえてくる巨人の足音がどんどん大きくなってくる。
待機場所にリヴァイ班が通り過ぎると同時に巨人が現れた。
「撃て！！」
エルヴィンの合図で一斉に縄を引く。
樽に敷き詰められた筒の両端から矢じりが射出され、巨人と木の幹をワイヤーで繋ぎ巨人を拘束することに成功した。
『ほんとに上手くいくなんて…』
「ああ、さすがだよA」
Aの横にいるハンジが樽から伸びた縄を引っ張り巨人の関節部分に杭を打ち込んだ。
「これでどう？もうかゆいとこあっても搔けないよ？身じろぎ一つできないよ、多分一生」
『うなじを守る体勢をとっているということは、やっぱりこれは巨人の体を纏った人間なんですね』
「そういうことになるね。しっかし肝心の中身さんはまだ出せないのか？何やってんだよリヴァイとミケは…」
戻ってきたリヴァイとミケが女型のうなじを目掛けて攻撃する。
しかし、調査兵団の実力トップ2の2人でも女型のうなじどころか手の甲さえ切り落とせない。
うなじを守っている手の表面を硬質化させているため、刃が全く通らず折れてしまう。
こうなったら発破で女型の手を吹き飛ばすしかない。
エルヴィンの指示で発破の用意をしているとき、突然女型の巨人が叫び声をあげた。
耳を塞ぐが鼓膜が破れそうなほどの大きな声。
断末魔だろうか。それにしては感情がなく、何かを呼んでいるように聞こえる。
「匂うぞ！全方位から多数！同時に！」
ミケが巨人の匂いを嗅ぎつけエルヴィンに報告した。
荷馬車護衛班が東からやって来る巨人に向かっていくが、巨人は無視して女型の方へ走っていった。
女型の頭の上に乗っていたリヴァイが近づいてくる巨人を倒していく。
その間にも全方位から巨人が出現し、女型の巨人にかぶりついていった。
「全員戦闘開始！女型の巨人を死守せよ！」
全員が立体機動に移り、女型に群がる巨人のうなじをきっていく。
『よし、討伐数
次々とやって来る巨人を倒しながらある1人の兵士とすれ違う。
そこで、ある異変を感じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 207人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はにみず(プロフ) - わたがしさん» どういたしましてです。主人公ちゃんとリヴァイ兵長の両想いが実ると良いですよね！エルヴィンの義手のイメージが、鋼の錬金術師を連想していました(笑)ちなみに私の進撃の推しはミカサとリヴァイ兵長とエルヴィンなんです(笑)無理せず更新してくださいね！ (1月22日 23時) (
レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - はにみずさん» 通勤のお供に楽しんでいただけているようで光栄です！私もこの話を書きながら読み返していたら再度どハマりしてしまいました(笑)応援とても嬉しいです！ありがとうございます！ (1月22日 19時) (レス) id: 299a057106 (このIDを非表示/違反報告)
はにみず(プロフ) - わたがしさん» どうもありがとうございます。実は進撃の巨人にハマりそうになっている自分がここにいます(笑)仕事終わりに読むのがとても好きで良く行き帰りの電車の中で読んでますよ。引き続き応援してます！ (1月20日 12時) (レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - はにみずさん» 初めまして！コメントありがとうございます！毎日だなんて嬉しすぎます！！温かいお言葉、とても励みになります！はにみず様もお身体にお気をつけてお過ごしください。 (1月20日 9時) (レス) id: 299a057106 (このIDを非表示/違反報告)
はにみず(プロフ) - 初めまして。初コメです。とても面白くて毎日読み返しています。風邪やインフルエンザが流行っているので、無理せず更新してください！応援してます！ (1月14日 9時) (レス) id: a327b3fc09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わたがし | 作成日時：2023年10月2日 16時
