〜Magic of the Love〜2

☆32☆ ページ2

・



・



5月になり


植物も緑が多くなってくる頃…



・



この時期のイベントといえば…



・




・




二「体育祭！！



俺、体育祭大好き！！」




・




斜め後ろの席のニカが


クラス中に聞こえるような


大きな声で叫ぶ。



・




・




・



あ「体育祭か…」



中学生以来だなー


あの時、徒競走で確か



ビリだった気が…←




・




だめだー



運動が苦手な私にとって



体育祭は悪夢だな…




・




「リレーはクラスで速い


3人を出すからな〜」



・




うん、私には無関係←



・





・




「ちなみにーこの前の体力測定では




・




・



北山、二階堂、千賀の3人だな！」




・




まさかの、あの、トリオですか




うるさい3人ね…




・






・




二「やった〜♪」




はしゃぐニカの隣で



・





・



玉「あいつ、なんかおかしい」





・



小刻みに震えている宮っち。




・




玉「みーやた」




宮「……はぁ」




いつもなら抱きついて喜ぶ宮っちが



なぜか無視←




・




玉「にーやた」




宮「・・・」





・




玉「宮田、つまんねー！」




宮「・・・」




・



宮っちになにがあったんでしょうか…




・




・




なんでだろ？




・




北「その顔きもいから」





あ「はぁ！？」





なんでそういうことしか言えないかなー




デリカシーのかけらもないよね



・




・

あ「…」

・




・





・



北「ん。そっちの顔の方が良い」






そう言って




私に向けた笑顔に




一瞬、キュンってしたのは





内緒ー

☆33☆→←☆31☆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す