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ut side
「…そろそろ話してくれてもええんやない？」
幹部が集まる会議室
机の上に置かれた珈琲を飲んだオスマンが俺を見つめた
Aちゃんがいなくなった翌日の朝
あの日城の前に来たのは見知らぬ少女で
彼女のであろうインカムを片手に、少女は意識を飛ばした
その子が目覚めるまでの間、何も手出しが出来ないまま時間だけが過ぎる
兵士達に城下町まで捜索させてはいるが、一向に連絡はなくて
ロボロが言っていたインカムを取りに向かった、という情報だけしかわからないままだ
「……話すって何を？」
オスマンの目が少しだけ開いた気がして、すぐに視線を逸らす
冗談は愚か嘘さえ通じなさそうで、そんな俺を見たゾムが「お前らしくないで」と口を挟み
それを聞いてから深く息を吐いた
こんなことしてる場合じゃない
一刻も早く
Aちゃんを
「……数年前に、大先生行方不明になったよな」
コネシマの声に無意識に反応してしまった
何も言わなくなる俺に、グルッペンはわかりやすく溜息をつき
「言いたくないならいいけどな」
と近くにあったチョコを口にする
言えば楽になるか
言ったところで
みんな忘れる
この話も、Aちゃんの事も
「…っ、はぁー……わかった、わかったから睨まんといて」
無言の圧力に耐えられなかった俺は両手を上げた
忘れるからこそ、別に言ってもいいか
みんなの視線が集まるが、大した話じゃないけど
そんな気持ちのまま珈琲の入ったマグカップを見つめ、あの日を思い出した
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のん(プロフ) - 続編に続くんや〜！！なんかもう帰らんでもよくねとか思っちゃうけどうーん切ない！！更新お疲れ様です！ (2020年4月23日 18時) (
レス) id: 51c14942b2 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 謎の物体さん» 1から読んで頂きありがとうございます〜！！これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月16日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 惡者さん» すっっっごく嬉しいです……ありがとうございます！！これからも更新頑張るので宜しくお願い致します〜！ (2020年4月16日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
謎の物体(プロフ) - 1章からぶっ通しで読んできました！！凄い好きです(突然の告白)これからも更新頑張って下さい！ (2020年4月14日 13時) (レス) id: afd23be113 (このIDを非表示/違反報告)
惡者(プロフ) - めーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっちゃ好きです!!! 更新頑張ってください! 応援してます!! (2020年4月11日 11時) (レス) id: 6e563c1eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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