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フードのせいで目は見えないが、彼の瞳が何か悟っているのを想像してしまう
ロボロさんも同じことを思ってたのか、腕を組み頷いていて
『女の子を助ける為に、一度鬱さんから離れたい』
なんて言える訳もなく
こんなに良くしてもらったのに、まるで自分が裏切るみたいで
……裏切るようなものなのかもしれないが
「話したくないならええねん、俺が鬱先生だったら……死ぬほど嫉妬するなぁって思っただけやし」
彼は私を雑に撫でてから「思った通り似合っとるで」と笑ってからロボロさんの部屋を出た
彼の背中を眺め、キュッと痛くなる心臓を押さえる
ロボロさんが私の顔を覗き心配そうに声を掛けてくれてたが、どうしても苦しくなる
『……沢山、幸せを貰って』
『沢山、思い出も貰って』
『………何も、返せないのは…嫌だなぁ』
思わず出てしまった言葉
それを隠すように口を閉じ
ロボロさんは不思議そうにしていたけれど
私はニコリと笑顔を作り、さっきまで取り組んでいた書類に再度手をつけ始めた
コーヒーの香りとロボロさんの話
あまりにも平和すぎる日常に慣れてしまっていて、現実に戻るのに時間がかかりそうだ
「A、やっぱり今日少しおかしいで？風邪か？」
『……え、そうですか…？いつも通りですけど…』
「ゾムの件もそうやし…なんか焦ってるっていうか」
『あの……ロボロさんは、助けを求める人がいたら助けます、よね』
書類に向いていたロボロさんの顔が私を見た
手を止めた彼は少し迷った顔をしてから
「せやなぁ……多分、助けてまうな」
と笑う
心のどこかで安心する私がいて
やはり、ここの人達は暖かい
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のん(プロフ) - 続編に続くんや〜！！なんかもう帰らんでもよくねとか思っちゃうけどうーん切ない！！更新お疲れ様です！ (2020年4月23日 18時) (
レス) id: 51c14942b2 (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 謎の物体さん» 1から読んで頂きありがとうございます〜！！これからもよろしくお願い致します！ (2020年4月16日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
はちまる(プロフ) - 惡者さん» すっっっごく嬉しいです……ありがとうございます！！これからも更新頑張るので宜しくお願い致します〜！ (2020年4月16日 17時) (レス) id: 1addced01b (このIDを非表示/違反報告)
謎の物体(プロフ) - 1章からぶっ通しで読んできました！！凄い好きです(突然の告白)これからも更新頑張って下さい！ (2020年4月14日 13時) (レス) id: afd23be113 (このIDを非表示/違反報告)
惡者(プロフ) - めーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっちゃ好きです!!! 更新頑張ってください! 応援してます!! (2020年4月11日 11時) (レス) id: 6e563c1eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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