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□先生たちのあだ名 ページ9
そ「キヨくんうるさい。」
そういいながらまたもやジトっとした目で私を見てくる。
『こ、ここ学校の中じゃないもん・・・』
そ「他の生徒の前でも・・・いや、やっぱりいいや。」
お兄ちゃんは途中で言葉を止めた。
多分、他の生徒の前でもお兄ちゃん呼びを控えるように言いたかったんだろう。
今みたいに驚かれたりしても面倒臭いし、これからは気をつけよう。
レ「Aちゃんお兄さんいたんだねー。」
彩「うん。Aも私たちと同じ二人兄妹だよ。」
キ「え、そらる先生ってAのお兄さんなの？」
紫「兄貴知らなかったの？」
キ「知らなかった。Aの苗字が一ノ瀬っていうのも今知った。」
そういえば、キヨ先輩とレトルト先輩には言ったことなかったっけ・・・。
ていうか・・・
『そらる先生ってお兄ちゃんのこと？』
キ「そうか。Aは1年生だから知らないのか。」
レ「一ノ瀬先生はそらる先生、相川先生はまふ先生って呼ばれてるんだよ。」
そ、そうなのか・・・！
初耳だよ彼方お兄ちゃん！
チラッとお兄ちゃんを見ると「別に教える必要ないだろ。」と言われた。
キ「ついでに天宮先生は、天月先生って呼ばれてるぜ。」
ほうほうなるほどなるほど！
『じゃあ私たちもそらる先生とまふ先生って呼んでいいですか？』
ま「もっちろん！いいよ！」
そ「好きにすれば〜。お兄ちゃんって呼ばないならなんでもいい。」
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