□つかの間の休息またの名を業間 ページ37
☆業間とは☆
通常、２時間目と３時間目の間に挟まれる２０分間の休みのこと。
(今回の場合に限り授業の間の１０分間の休み時間を指すこととするby悠絃)
"２年１組 坂田優くん。至急職員室、英語担当の所まで来なさい。繰り返します―"
志「あはは！坂田、呼び出しされてるやん！絶対、小テストのことやでｗｗｗ」
"２年２組 月島太智くん。至急職員室、数学担当の所まで来なさい。繰り返します―"
坂「志麻くんも呼び出されてるやん。一緒に行こか・・・。」
坂田先輩と志麻先輩が呼び出しされている様子を見て
なにをやらかしたのか心配になるがまぁいいか。
私も次の授業の準備しなきゃだし。
天「あー！！３人とも！丁度良かった！」
後ろから大きな声で呼び止められる。
紫「天月先生。」
彩「ど、どうしたんですか？」
天「いや、実はね？次の授業で使う教材を運ぶの手伝って欲しくて・・・」
困ったような笑顔でそう言う天月先生。
天「本当は例の４人組に手伝わせようと思ったんだけど・・・」
『あぁ・・・さっき二人呼び出されてた例の４人組ですね。』
天「うん、そうそう。でね、女の子に頼むのは心苦しいんだけど手伝ってくれないかな？」
紫由がさっと彩に視線を移す。
彩「あ、わ、私・・・たちでよければ！お手伝いします！」
紫「え、たち？」
『私たちもか・・・』
天「彩ちゃんありがとう〜！紫由ちゃんとAちゃんも・・・ダメかな？」
紫「テツダイマス」
『テツダワセテクダサイ』
天「ありがとう！！みんなに配る問題集が結構量あってね〜！！一人じゃ無理そうで！」
彩「いえ、お役に立てればなによりです。」
彩ってば嬉しそうにしちゃって・・・！
『ねぇねぇ、私たち邪魔じゃない？』
紫「いや・・・、彩も二人きりはムリだと思ったんじゃない・・・？」
『あーなるほど・・・。』
天「あ〜！！早くしないと、授業始まっちゃう！ちょっと急ごう！」
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