□二日連続うちでご飯 ページ23
キ「なんだったんだあの、クソキモウザ女。」
紫「なにその、思いつく限りの悪口繋げました。みたいな名前。間違ってないけど。」
レ「彩もあんまり変な同級生と関わっちゃあかんよ。」
彩「分かってるよ。ちょっと言ってやりたかっただけ。」
私の後ろで先ほどの出来事について話がされていた。
彼方お兄ちゃんとまふ先生の後ろを黙って着いて歩く。
あんなに怒ったのは、久しぶりかも。
お兄ちゃんが来なかったら、私はもっと酷い言葉をぶつけていたかもしれない。
さっき言った言葉は、私の本心から出たものだ。
でもその後に続けようとした言葉は・・・どうだろう。
そ「まふさあ、嫌なことは嫌ってはっきり言えよな。俺も人のこと言えないけど・・・」
ま「え?は、はい・・・?」
何故か怒られているまふ先生。
ただ、何に対して怒られているのかまふ先生は分かってないみたいだ。
そ「Aも・・・俺達のために怒ってくれたのは嬉しいけど、面倒事に巻き込まれないでね。」
『う、うん・・・。ごめんなさい・・・。』
彼方お兄ちゃんは最初からあの場にいた訳じゃないのに、まるで全部分かってるみたいだった。
紫「それじゃ、あたし達こっちの道だから。・・・A、あんま落ち込まないでね。」
彩「A、また明日ね!・・・言い返してやったAカッコよかったよ。」
バイバイと、手を振って4人と別れた。
そ「・・・あれ?そういえば、まふの家こっちじゃなくない?」
ま「そうですねー。さっきの曲がり角を右でしたね!」
え、そうなの?
そ「まさか・・・お前今日もうちで飯食ってく気か。」
ま「Aちゃんのご飯美味しかったんで〜。ダメですか?」
そ「ダメじゃないけど、今日は俺が飯作るぞ。A、疲れてるし。」
ま「えー!!」
そ「文句があるなら帰れ!」
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