□全世界関わりたくない奴ランキング1位 ページ21
紫「あたし、Aと彩と帰るしレト先輩もいるし、兄貴は部活に戻りなよ。」
キ「それは無理だな!坂田に急病で早退するって言ってきたから!」
意味わからないことをドヤ顔で言うキヨ先輩。
レ「坂田くん、ピュアだから信じてそうやな・・・」
呆れ顔のレト先輩と頭を抱える紫由。
急病で早退ってなんだよ・・・。
紫「次、坂田先輩に会ったら謝っておこう・・・」
はあ、とため息をついて呟いた。
靴を履きかえる為、下駄箱に向かう。
愛「あらぁ〜、奇遇ねぇ〜。Aちゃん達もぉ今から帰るの〜?」
現在関わりたくないランキング1位の奴に出会ってしまった。
彩「そうだけど?なんか文句ある?」
初っ端から喧嘩腰の彩。
相当こいつのこと嫌いなんだろうな・・・。
愛「別にぃ文句なんかないけどぉ〜。彩ちゃんこわぁ〜い。」
紫「小文字多くて何言ってるか分かんねぇよ。」
ぼそっと紫由が呟く。
激しく同意、小文字多くて何言ってるかわからない。
愛「そうだぁ、ねぇねぇAちゃん。・・・あんまり先生達にベタベタしないでねぇ?」
・・・は?ベタベタ?
『ベタベタなんかしてないでしょ。変な勘違いしないでもらえる?』
愛「でもぉ〜さっきも一緒にいたでしょ〜?」
いや、なんで知ってるの?気持ち悪いんだけど?
紫「担任と副担で部活の顧問なんだから、一緒にいる時間が長くなるのは当たり前でしょ。」
彩「むしろベタベタしてたのはそっちでしょ?先生困ってたじゃん。」
朝からずーっとまふ先生や彼方おにいちゃんにくっついていた海乃。
彼方お兄ちゃんの心底面倒くさそうな顔とまふ先生の困った顔といったら・・・。
見てるこっちがイライラしたわ。
愛「愛梨はぁベタベタしてたんじゃなくてぇ〜」
キ「おい、早く帰ろうぜ。」
海乃が何やら反論しようとした時、2年の下駄箱からキヨ先輩とレト先輩が来た。
レ「ん?誰?どうしたの、喧嘩?」
彩「違うよ、兄ちゃん。絡まれてるだけ。ほら、2人もさっさと帰ろー」
キ「はぁ〜?なんだあいつ。人の妹に絡んでんじゃねーぞ。」
紫「いいから、兄貴。もう帰るから!」
愛「えぇ〜?3人共ぉ愛梨のこと置いて帰っちゃうのぉ?」
置いて帰るも何も一緒に帰るつもりないっつーの。
『はいはい、海乃さんバイバイ。』
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