【おそ松さん】お姉ちゃんには敵わない!!

EP.6 ページ8

(トト子side)


久しぶりにAが帰ってきたと思ったら…むつごたち態度悪すぎない?!!



まぁトト子にぞっこんなのは全然良いんだけどっ。





……でもあんなAは見たことなかったな。



Aにあんな顔をさせたと思うと、怒りがふつふつと吹き上げてきた。





…うん!!やっぱりおそ松くんたちに一発仕込んどかないと♡





足早におそ松くんたちの家へ向かった。




---10分後---



ん〜おそ松くんたちの家って本当に大きいわよね〜。


6人も息子がいるんだからそんなもんよね。




ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


トト「すみませ〜ん、むつごたちいますか〜。」



いつものようにチャイムを鳴らし、声をかける。





ｶﾞﾗｶﾞﾗ



少し傷んだ木の音をたてながら戸を開けたのは十四松くん。



ひょこっと1本のあほ毛を揺らしながら、大きな口を開けて楽しそうに見つめてくる。





あ、そういえば、さっき十四松くんはそこまでキツイことしてなかったな…。







むしろおそ松くんたちに対して悲しそうな目をしていたというか……。



十四「あ。トト子ちゃん!!」


十四松くんは、にぱっと明るい口調で言う。





それに答えてトト子も笑い返す。



トト「やっほ〜十四松くん。ねぇねぇ他のニートたちはどこにいるの??」


少し食い気味に尋ねる。





十四「んーとね、おそ松兄さんと一松兄さんはパチンコで、カラ松兄さんはトト子ちゃんの家に戻った!!チョロ松兄さんとトド松は知らない〜。」




え??




トト「あら??えと…カラ松くんは家には来てないわよ。というか何で家に??」



十四「え〜すれ違いにでもなったのかなぁ〜??なんか、Aに会って話したいことがあるんだ、とか言ってた気がする。」




話したいこと??



わざわざ会って話したいことってなんだろう。





それ以上は踏み込めず、仕方なく帰ることにした。



トト「…そう。ありがとう十四松くん、またトト子のライブに来てね〜!!じゃあねぇ」



長い袖をぶんぶんさせながら手を振る十四松くん。



軽く手を振り返して少し悩む。







トト「…Aに電話してみようかしら。」

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