【銀魂】副長殿の補佐官様 ２

６３：処分 ページ23

総悟に連れ去られて出て見えたのは大勢の人たちだった


　町の人もいるみたい


　あの真ん中にいるのが茂々様か


　あの人が私の処分を決める


　まぁ 分かりきっている事だ


　何せ自分を斬ろうとした人物だ


　生かしてはくれないだろう









茂々「お主が『金色の死神』と呼ばれた遠月Aだな？」


A「いかにも」


茂々「今回の騒動はお主が仕掛けたことと？」


A「おっしゃる通りです

　私は真選組に潜入し、あなたを殺す計画を立てておりました

　結果はこの通り無様で終わりました

　あなたを殺そうとした…

　いかなる処分でも覚悟は出来ております」


茂々「うむ、分かった」









　私の人生が終わる


　葵と碧は許してもらえたらしいから安心できる


　あとは…









茂々「お主の処分は…」









　松陽…ごめんなさい


　仇討てなかったよ


　まあ そんなのハナから願ってなかったかもしれないけどね？


　でも私の気持ちが届いたかな？


　ふふっ 最後まで私は幸せだな


　待ってて…私もすぐ行くから









茂々「真選組に入り"副長補佐"に勤めよ」


A「はい…









・









・









・









・









……………………はい？」









　私の聞き間違い？


　今真選組って…









A「あの将軍…私はあなたを殺そうとした悪役人です

　聞き間違いじゃなければ真選組に入れと聞こえて…」


茂々「聞き間違いではない、それがお主の処分だ」

６４：あの時の→←６２：戦後

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す