はい時間切れ〜 ページ6
「夜の女子部屋で起きる事と言えばAは何だと思うアルか?」
「えーっと…「はい!時間切れ〜!」
「えっ、私が答えるまで待ってくれないの!?」
「お前の解答待ってたら日が昇って仕舞うアル。」
「そこまで悩まないよ!」
「しょーがない奴アルな…そんなに喚くんだったら解答くれてやるアル。」
「えーっと…恋バn「はい!時間切れ〜!」
「せめて最後まで言わせてよ!」
「恋バナのクダリは昼間やったネ。いい加減にしないと画面の向こうの人が飽きるアル」
やったのはそっちだろーがと言う突っ込みは他の誰かに任せるとして、結局神楽が何を言いたいのかは分からない。
「何がやりたいの?」
「それは…」
「それは……?」
暫くの溜め。何を言い出すのかと冷や汗が出てくる。
「…………………」
「……………………」
……………何か無駄に長いんですけどこの溜め。早くしてくんない?
「女子力アップについてに決まってんダローガァァァァァ!!!!!」
「いや、そんなに言い切られても知らないィィ!」
駄目だこの酢昆布娘。訳が分からない所でキレてるよ。この子脳内が年中、酢昆布と他人の恋愛話と食べることでほぼ埋まっちゃってるよ。
「女子力アップって何?」
「それはアレでこれアル。」
「全部指示語じゃ分からない。」
「はぁ…困ったものアルな…こうも理解力が無いと………詰まるところ、Aがメークをしたら男共はイチコロネ。」
「もしかして私、呆れられてる?」
「そうと決まれば早速メークするアルヨー。」
「いや、ちょっと待って。これ、時間設定は寝る前だよ?寝る前にするって普通に考えて可笑しくない?」
「は?設定とか何言ってるアルか?そういうのは知ってても言っちゃいけないタブーアル。でも、そうアルな。寝る前って言うのは可笑しいアル。」
さっき自らタブーの領域に踏みいってたよね。それはそれとして。
寝る前と言うのは流石に可笑しいという結論に至ったので、そのまま寝ることにした。
暗い部屋の中。網戸の向こうにはまだ眠らない街が広がっている。
時折吹く風。隣からスヤスヤと聞こえる気持ちが良さそうな寝息。
そして私もフワリとした感覚に誘われていつの間にか眠りにつき、次に目を覚ましたのは朝焼けと同時だった。
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ミンティア - この度二巻が完結致しました。 是非、次の巻も宜しくお願いします。 (2017年8月1日 23時) (レス) id: bb20e7ebdc (このIDを非表示/違反報告)
ミンティア - カカオさん» 映画館が遠いんです…映画館がこちらに向かって歩いて来ませんかね?面白いと言われると尚更気になりますね…いつかは見たい、と思ってますハイ。 (2017年7月30日 18時) (レス) id: bb20e7ebdc (このIDを非表示/違反報告)
カカオ - 映画今日見に行って来ましたよーーー!!(≧∇≦)すごく面白かったです!隣でいとこが爆笑してましたwミンティアさんは見に行くんですか? (2017年7月30日 18時) (レス) id: d7fde592f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミンティア - ピピコさん» ご報告ありがとうございます!私もログインしたいです。何をどうすれば良いのかさっぱり分からないんですよね…お、お、お気に入りですか!?ありがとうございます!恐縮です!お互いに頑張りましょう! (2017年7月28日 23時) (レス) id: bb20e7ebdc (このIDを非表示/違反報告)
ピピコ(プロフ) - いつもありがとうございます!言わずには居られませんでした…!!私この度ログインなるものを果たしまして、ミンティアさんのこの作品をお気に入りにしちゃいました!なので更新されたらすぐに見にこれます^^ これからも頑張ってくださいね! (2017年7月28日 18時) (レス) id: 0ec549c041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミンティア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mintixia/
作成日時:2017年6月25日 19時