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解消 ページ49

「やっと見つけた!」


「それは此方の台詞ネ…」




はぐれてしまった神楽と自分達のクラスでまた再開した所だ。


長ったらしい担任の話は聞き流し、適当に神楽と話をしながら帰っていた。

すると、後ろから足音がし、振り返ってみるとヅラが居た。

神楽は何かを察したのか、私を置いて先に帰ってしまった。




「えっと…見つめられてるだけじゃ何が言いたいのか分からない…」


「その…謝ろうと…思ってだな…」


「あぁ、あの事ね…別にもう良いよ。気にしてないから。」


「その言葉、嘘ではあるまいな?」


「…ごめん、やっぱり嘘。気にしてる。」




哀しげなその目を見ると此方まで感情が移ってくる様な感覚に陥る。

何がしたいのかは自分でも分からないけれど、多分まだ答えを出す時期では無いのだろう。




「気にしてる…「やはりそうか…」だけど!」

「このままじゃ嫌だ。私がしてほしいのは謝る事じゃないの。」


「では、何だと言うのだ?俺には皆目検討もつかんが…」


「えっと、その、告白はしてもいい。だけど、その、もう一回だけ、只の幼馴染みに戻って。」


「それが、望みなのか?」




上手く説明が出来ず、息が詰まる。

今、小太郎がどんな顔をしているのかさえ見ることが出来ない。
なんでこんなに照れてんだろ私。




「A、此方を向け。何、前の様な事はしないさ。」




ゆっくりと小太郎に視点を合わせる。
すると、何故か微笑んでいた。
とても綺麗な笑い方だった。




「これからはもう普通に接するからね!?」


「あぁ。そうしてくれ。」


「きょ、今日はちゃんと家に来るんでしょ?」


「久し振りにAの手料理が食べたいな。」


「…分かった…小太郎の好きなの用意しとく…」




何照れてんだ私。ツンデレかよ。

兎に角、いざこざは無くなったって事で良い筈。

それにしても、この一部始終を誰かに見られて無くて良かった…




「バッチリ見てた。」


「よし、銀時今日はご飯抜きね。」

作者から→←怖いよね



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ミンティア - この度二巻が完結致しました。 是非、次の巻も宜しくお願いします。 (2017年8月1日 23時) (レス) id: bb20e7ebdc (このIDを非表示/違反報告)
ミンティア - カカオさん» 映画館が遠いんです…映画館がこちらに向かって歩いて来ませんかね?面白いと言われると尚更気になりますね…いつかは見たい、と思ってますハイ。 (2017年7月30日 18時) (レス) id: bb20e7ebdc (このIDを非表示/違反報告)
カカオ - 映画今日見に行って来ましたよーーー!!(≧∇≦)すごく面白かったです!隣でいとこが爆笑してましたwミンティアさんは見に行くんですか? (2017年7月30日 18時) (レス) id: d7fde592f0 (このIDを非表示/違反報告)
ミンティア - ピピコさん» ご報告ありがとうございます!私もログインしたいです。何をどうすれば良いのかさっぱり分からないんですよね…お、お、お気に入りですか!?ありがとうございます!恐縮です!お互いに頑張りましょう! (2017年7月28日 23時) (レス) id: bb20e7ebdc (このIDを非表示/違反報告)
ピピコ(プロフ) - いつもありがとうございます!言わずには居られませんでした…!!私この度ログインなるものを果たしまして、ミンティアさんのこの作品をお気に入りにしちゃいました!なので更新されたらすぐに見にこれます^^ これからも頑張ってくださいね! (2017年7月28日 18時) (レス) id: 0ec549c041 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミンティア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mintixia/  
作成日時:2017年6月25日 19時

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