20. 秘密の話 ページ21
りょうside
久々にしばゆーが岡崎にやってきた。
いつものように撮影を終わらせ、
せっかくのフルメンバーということで
今日はみんなでお酒を飲むことに。
居酒屋に入り、適当に注文して運ばれるのを待つ。
その間としみつがストーリーを更新したり、
しばゆー最近どお、なんて話で盛り上がる。
乾杯して料理を食べて、
いい感じに楽しくなってきた頃。
て「俺トイレ行ってくる」
『あいよ〜』
てつやが席を立つと、としみつがてつやの座っていた場所に移動する。
Aの隣だ。
様子を見ていると、何やら耳打ちして楽しそうに話している。
「ちょっと、なにイチャイチャしてるの」
と「いや、してねぇよ！」
『この人ベースケなんです〜』
し「なに、けしからんな！」
と「ちげえって！
Aに質問しただけ！」
あ〜…
そういえば結構前に
Aに聞きたいことがあるって言ってたっけな。
ここですんのかよ。笑
ゆ「なになに、何の質問？」
『いやーなんか私に好きな人がいるのかって話』
虫「え、いるの？」
『うーーん…わかんねっ』
あはは、と笑ってお酒を飲み干すA。
なにそれ、その質問はご法度でしょ
気になっても聞かないのは暗黙のルールなんじゃないの…？
ゆ「まぁ話す気になったら言ってよ、
いつでも相談聞くよ」
『ゆめまるありがと、もう浮気したらダメだよ』
し「今それ言うか〜ｗｗｗ」
てつやがなかなか戻ってこないのをいいことに、
虫さんが禁断の質問をした。
虫「じゃあ、てっちゃんのことどう思ってる？」
『え？』
虫「いや、あの溺愛っぷりは異常だと僕らの間では話してるんだけど」
少し黙って考えるA
みんな注目して、息を飲む。
『なんだろうね、確かに私に構いすぎって風には思うかな笑
そのせいで出会いがなかったり、
彼女ができても私が邪魔になるようなら問題だよね
今彼女ができない時点で心配はしてるけど笑』
と「でもあいつ、今は彼女いらないみたいなこと言ってるし
それは考えすぎなんじゃね？」
『んーー』
『ま、私のせいで彼女できなくなっても、
いいかなって、実は考えてまーす』
はいっと手を挙げて、にっこり笑う。
酒が入っていることもあり、いつもより素直になっているみたいだ。
そんなAの発言に、
少しだけゾクッとした。
意地悪っぽくにこにこするAは
なんだか見たことない顔してて、
とても魅力的だった。
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ハル(プロフ) - りんごパイさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！これからもよろしくお願いします！ (2018年1月28日 17時) (
レス) id: 7177ba363e (このIDを非表示/違反報告)
りんごパイ - とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年1月26日 5時) (レス) id: 4e652dc6a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル | 作成日時：2018年1月12日 16時
