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38.想い ページ39

Aside


時刻は16時をまわった。


夕日が綺麗だななんて思いながら、
見慣れた土手を歩く。


すると少し先に、
愛しいあの人が立っているのが見えた



と「A」

『あ…としみつ』

と「ごめんなー。昨日は」

『いやいや!心配したけど、平気ならよかった

えっと…どうしたの?』

と「あのさ」




と「俺!Aが好きだ」




『え?』


と「気付いたのはほんと最近でさ」



聞き覚えのあるようなセリフを言いながら
としみつは目を合わせてくる


なにこれ、ドッキリ?


『またまたー…』


と「今まで俺がAと話せたのってさ、
お前が男らしく振る舞ってたからだと思ってたんだよ
声もでかいし基本テキトーだしさ」


『なにそれ褒めてる?笑』



と「でも…そうじゃなくてさ
Aだったからなんだって気付いたんだ

東海オンエアにいるからって、
あいつらと仲がいいからって、

誰でもいい訳じゃなくて。

東海オンエアにいてくれて
今まで支えてくれてたのがAだったから


あー俺何言ってんだ、全然まとまんねぇ」



初めてもらう言葉の数々。

どんどん涙が溢れてくる。



と「今までデリカシーないことばっか言ったり、
俺なんかほんとポンコツだけどさ

いつもみんなのために頑張ってくれてるAを
俺が幸せにしたいって思った。


今更って思うかもしれないけど
まだ…間に合うかな」


『っ…としみつ…』


と「泣くなよ、笑」



そう言ってとしみつは優しく私を抱きしめた。


オレンジ色に照らされたとしみつは
照れたような表情で、
でも、すっごくかっこよくて。


不器用なのにこんなにも私のこと考えてくれたなんて…

もう十分幸せだよ




『としみつ…大好き…』


と「うん。俺も」





と「あいつらんとこ行こっか」



へへ、と少年っぽい笑顔を見せながら
としみつは私の涙を拭いた。




私たちは手を繋ぎ、

いつもの居場所へと向かった




END

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設定タグ:東海オンエア , YouTuber   
作品ジャンル:恋愛
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まあこ(プロフ) - リクです!夢主は東海メンバで男っぽい性格。としみつのことが好き。ある日告白するが振られる。としみつはそれから夢主のことを意識する日々。辛い時悲しい時いつでも隣に夢主がいてくれたことに気づき、としみつが夢主を好きなのに気づく。感じで^ ^ (2017年12月22日 23時) (レス) id: b4a56ca107 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2017年12月22日 22時

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