12.相談 ページ13
Aside
りょうくんからとしみつのことを聞かれて一週間が経った。
今日は撮影もなく、ただ自宅に引きこもっていた。
りょうくんのせいで、毎日そのことばかり考えちゃう…
いや、りょうくんのせいなんかじゃないのかも。
本当は、ずっと自分の中で誤魔化して過ごしてきた何かがある。
それを認める時なのかなぁ…
1人でひたすらに悩んでいると、
とあるメンバーからLINEがきた。
ゆめまるA〜今日暇?
飲み行かない?
…そっか、こんなときはゆめまるに相談すればいいんだ。
お酒が好きなのもあってか、よくふたりで飲みに行く関係の私たち。
だからこそ、今までしょうもないことから大きなことまで、
ゆめまるには話してきた。
Aいいよ!あと…相談したいことがあるから聞いてくれる?
足早に準備を済ませ、近所の居酒屋へ向かった。
ゆA「『カンパ〜イ』」
ゆ「ごめんねいきなり誘っちゃって！」
『いいよいいよ！だいたい、いつも突然だし笑』
ゆ「確かにそうだね笑
…で、相談ってなに？久しぶりじゃない、こういうの？」
『うん…あのさ、ゆめまるにとって
''好き'’ってどういうことだと思う？』
恐る恐る言葉を発すると、彼は一瞬驚いたような顔を見せたあと、
微笑んで話してくれた。
ゆ「うーん、やっぱりそれは人それぞれだとは思うけど、
好きだと思う相手を特別に感じるのはみんな同じかもね」
『特別…』
ゆ「他の人と比べて落ち着くとか、逆に緊張して落ち着かないとか
周りと少しでも違う印象を抱いてるなら
それはもう''好き''の入り口に立っているんだと思うよ」
『……』
ゆ「そこからは自分が入り口に立っているのを自覚するかどうかで変わるかもね」
『自覚したらどうなるの？』
ゆ「そりゃあ、余計にその人を意識して、もうその人以外考えられない〜って、なるんじゃない？笑
でもそこからが楽しいんだと思うよ」
『ふーん…』
すんなり出てくるゆめまるの言葉をゆっくりと受け止める。
咄嗟にこんなことを言えるなんて、何だか羨ましい。
ゆ「Aにも春が来たか〜おじさん寂しい」
『え、いや、そんなんじゃないって！』
ゆ「ふふ、ま、いつでも聞くからね」
それからは何だかやるせない気持ちになって、
相当飲んでしまった…気がする。
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まあこ(プロフ) - リクです！夢主は東海メンバで男っぽい性格。としみつのことが好き。ある日告白するが振られる。としみつはそれから夢主のことを意識する日々。辛い時悲しい時いつでも隣に夢主がいてくれたことに気づき、としみつが夢主を好きなのに気づく。感じで^ ^ (2017年12月22日 23時) (
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作者名：ハル | 作成日時：2017年12月22日 22時
