緋色 Part.3

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ヒーロー科、サポート科、経営科、普通科と全校生徒が入場し終わり、ステージにミッドナイト先生が登壇する。

またすんごいコスチューム着てるなあ、と思っていれば｢選手宣誓！！｣と声を上げるミッドナイト先生。

…あ、やべ。完全に忘れてた。

｢選手代表！！1年A組！爆豪勝己！緋龍A！｣

｢え、お前らかよ！？｣とA組の皆に言われたが私これでも一応推薦トップぞ？？勝己は一般入試トップだしなあ！！！はっは！！！

勝己と一緒にステージに上がり、目を合わせる。

…思ってることは一緒やな。やったろや。

｢｢せんせー。｣｣

｢｢私/俺が1位になる。｣｣

｢｢｢｢絶対やると思った！！！！！！！｣｣｣｣

｢調子のんなよA組オラァ！｣｢何故品位を貶めるようなことをするんだ！！｣と色々言われたが知らん！！体育祭は！盛り上がって行かなければ！！

まあこのままではちょっとA組に悪いからと、マイクスタンドからマイクをひったくる。

キーンとハウリングが起こり、騒がしかった生徒達が静かになる。

｢あーあー。｣とマイクテストをして、叫ぶ。

｢悪いけど！ヒーロー科は全力で行かせてもらう！！！！そんなブーイング飛ばしてる暇あったらなあ！！！サポート科でも経営科でも普通科でも！！全力でかかってこいやあ！！！！！！！｣

そう叫べば、表情が変わる生徒達。

｢負けるかあ！！！｣｢こっちだって全力で行ったるわあ！！｣と士気が上がったようだ。大成功。

ミッドナイト先生にマイクを渡す時に、｢盛り上げ上手ね。｣と苦笑いされたが知らん知らん。

ステージを降りてA組の元に向かう。

飯田くんに｢盛り上がったからいいがやりすぎだ！｣と怒られた。ごめんねでもこういうのって大事じゃん？

電気と鋭児郎と範太には｢さすが緋龍だ。｣とハイタッチした。分かってるなお前たち。

まあまあ、でもさ！

｢A組！頑張ろう！｣

｢｢｢｢おう！！｣｣｣｣

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