kr/愛ならなんでも ※少し薬物表現とグロい表現あり。 ページ4
「愛ならなんでも出来る。」
それが私の彼氏、クロノアさんの口癖。
『クロノアさーん?こんにちはー。』
私は今、クロノアさんの家に来ているのだが合鍵で彼の家に入ったところ、静かだし人の気配が全くしないのだがどうしたものか。
kr「あ、A。来てたんだ。」
『誰が私の事呼んだの?あなたでしょ?もー!クロノアさん!ちゃんとしてよね!で、今日は何がしたい?一緒に料理する?遊ぶ?お出かけする?どうする?』
kr「今日はさ、いつも出かけてるから、俺の家でお家デートでもと思ってね!今、クッキー焼いてたんだ!」
『クロノアさん!天才すぎる!いいよ!お家デートね!』
kr「今日ね、Aに言いたいことがあってさ…………。」
『…な、なに?』
kr「俺、ずっとAと付き合った時から…いや、付き合う前から、いや、Aと出会う前から、Aを俺のものにしたくて。どうしたら出会えて俺のものにできるかな。って思ってた。だから今、付き合えてこうやってほぼ毎日俺と一緒にいられる。だから、俺のものになって。」
私はその言葉を聞いた瞬間、どんな顔をしたんだろう。すごく絶望した顔だろう。
もうそこから私の頭の中は真っ白になった。
『っ、私はものじゃないし、誰のものでもない。私は、私のものなの!!』
私は思い切ってそう言った。
kr「そっかー。残念だな………。」
クロノアさんは、納得してくれた。
クロノアさんが部屋を移動し、何かをゴソゴソと出してきた。
そこには中が見えなくなっている大きな青い袋だった。
中身は何かがいっぱい入っていた。
そしてクロノアさんは中身にはなにか汚れるものが入っているのかビニールシートを持ってきて床に敷いた。
クロノアさんは、青い袋をひっくり返し中身をゴロゴロと出した。
中身は
人の首だった
『ひ、ぺ、ぺいんと?し、しにがみ?トラゾー?お、お母さん?お父さん?な、なんで?』
恐る恐るクロノアさんの顔を見ると、万遍の笑みを浮かべていた。
kr「これ、全部俺がやったの。Aが俺以外のものにならないように対策したの。
Aも俺のものにならないなんて言うなら、こんなふうにしてホルマリン漬けにして保存してあげる♡」
『なんでこんなこと、できるの?』
kr「愛ならなんでも出来るから。」
『わ、分かった、クロノアさんのものになる、から。だから殺さないで?』
kr「んふ、じゃあ少し寝てて?おやすみ。」
私は急な眠気に目を閉じてしまった。
私は目が覚めたら、もう二度と綺麗な青空を見れないかもしれないのに。
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夏実(プロフ) - ムーくんさん» 書いてくださり有難うございます!書き方めっちゃ好きです (2021年11月15日 10時) (レス) @page9 id: a1291af794 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - 夏実さん» お話が更新出来ました!sypくんの崇拝型のリクエストありがとうございます!これからもこの作品をどうぞよろしくお願い致します! (2021年11月15日 9時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
ムーくん(プロフ) - 夏実さん» へ!?どうしよう!凄く嬉しいです!syp君ですね!分かりました!作品が出来たらお呼び出し致します!リクエストありがとうございます!! (2021年11月8日 21時) (レス) id: 69175d0f44 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - リクです!Syp君で崇拝型お願いします!設定はこう…会社の部下で夢主が教育係で密かに慕われてる感じ……無理だったらすいません! (2021年11月8日 20時) (レス) @page6 id: a1291af794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ムーくん | 作成日時:2021年10月21日 17時