【呪術廻戦】さとるくんは元気です！

16 さとるくんはお留守番 ページ16

16 さとるくんはお留守番





車が目的地に到着する
呪霊が居るのはまだ先だが安全地帯はここまで

Aと夏油傑は本当の目的地へと足を向ける





『じゃあ行ってきます』





家「ほーい」





さ「う"〜…」





涙目になりながら、でも家入硝子の言い付けは守って車の前で服の端を握りしめるさとるくん





『さとるくん、良い子で待ってるんだよ』




さ「はやく！かえってきてね！！」







頷くと、先を行く夏油傑の元へと駆け寄った



生きて帰る



今まで任務をこなしてきた中で1番心に刺さる
待っているさとるくんの為にも生きて帰るんだ


呪具をより一層強く握りしめる









現場は思ったよりも悲惨な状態だった


人だった物が人の形をしておらず呪霊によって好き勝手に遊ばれ捨てられている。何人も。

気配からして1級相当が数体、2級〜3級が数十体
まるで暴走族のように私達を取り囲む





夏「作戦通り私は1級、Aは残りを頼めるかな？」




『誰に言ってんの。ちょっぱやに終わらせて、さとるくんの所へ帰るんだから！』






夏油傑は呪霊を出し、Aは呪具を構える

背中を合わせて合図するとお互いは走り出して
次々と呪霊を祓っていく。




Aは祓いつつ、夏油傑が1級呪霊にたどり着くようにアシストする

逃げつつも反撃し、仲間のフォローをする
Aの戦い方
夏油傑も安心して背中を預けられる





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夏「A終わった？」




『もち！』





お互いに多少の傷はあるものの、かすり傷程度

服に着いた砂やホコリを払うと夏油傑は携帯を取り出して補助監督に連絡を入れた




2人は肩を並べて車へと足を進める







祓った呪霊の残骸の中に、
たった今、新たに生まれた呪霊を知らないまま

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