52 夜の訪問者 ページ2
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アパートの鍵を回しロックを解除する
今日も1日よく働いた…明日は休みだし久しぶりにビールでも飲もうかな
部屋の灯りを付けるべく電気のボタンをオンにする
パッと点いた部屋にはいつもと変わり映えの無い家具に
居るはずのない人物が1人
悲鳴をあげそうになったが手で必死に抑えた
こんな夜中に悲鳴をあげたら近所迷惑だ
リビングで土足で寛いでいるのは身体を入れ替えた宿儺だった
『びっくりさせないで下さい…心臓止まるかと思った……』
「遅いではないか、待ちくたびれたぞ」
『普通にスルーしちゃいそうになりましたけど、土足やめてください。あと不法侵入です』
「俺に指図するのか?頭が高いな
頭を垂れて 蹲え 平伏せよ」
え?パワハラ会議始まる?
鬼舞辻宿儺の言葉を無視して酒のつまみを作り始める
カレーしか作れないかった人生だったが
虎杖くんと伏黒くんに簡単美味しいレシピを教えて貰ってから自炊するように心がけている
人って変わるもんだな〜
お酒とジュース、つまみを持って宿儺の隣に腰掛けた
初めて見るのだろうか興味がありそうな感じでつまみを見ている
『小腹空いてます?良かったら付き合ってください』
目だけコチラに向けた宿儺にジュースと箸を手渡した
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作者名:あんこ | 作成日時:2021年2月13日 9時