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「 ゆずちゃんがおれのところに来てくれてよかった
ゆずちゃんといると、おれ ずっと幸せだよ 」
「 うん 」
「 ずっと幸せっていうか、そうじゃなくて 」
「 うん 」
「 幸せな時も幸せじゃないときも
ゆずちゃんが一緒にいてくれたら
幸せになるためにがんばろうって思える 」
「 うん 」
「 ゆずちゃんがさ、
なんでもやりたい放題にやるじゃん 」
「 うん 」
「 5万円のバッグに落書きしたりさ、
俺のパンツとって逃げたりさ、
俺のパンツに落書きしたり 」
「 ごめん.. 」
つい笑って顔をあげるスンさん。
彼の目の中にたっぷり溜まった涙が
ぽろりとこぼれ落ちる。
服の袖でその目元を拭ってあげた。
「 ゆずちゃんが、
そうやってありのままに生きてるのを見て
素敵だなって思って
おれもそうしよう、って思ったんだよ 」
うれしそうに見つめてくる彼の口元が
照れ臭そうに、恥ずかしそうに緩む。
笑った目元から、また涙がこぼれ落ちる。
「 だから、おれも
揉みたいときにおっ ぱいを揉むんだ〜! 」
うれしそうな顔しておっ ぱいをまさぐる。
泣いておっ ぱい触って、
完全にできあがった酔っ払いだ。
スンさん、すき。
そういうところも、
たくさんある欠点も、全部。
初めて会ったときからだいすき。
「 ゆずちゃんの彼氏になれて、本当に幸せだよ 」
おっ ぱいに埋まった笑顔が、世界一かわいい。
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作者名:は | 作成日時:2020年10月16日 1時