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来るときには気づかなかったが、床をよく見ると血痕がついている。
少し離れた場所に次の血痕を見つけた。どうやら階段には向かっていないようだ。
血痕を浄化魔法で消していく。クィレルに見つかると、多少厄介かもしれない。
血痕を追っていくと、一つの教室の前にたどり着いた。
おそらく、ここにいる。
ガチャ
明かりがついていない。
教室を見回すと、横に誰かが壁に寄りかかってうずくまっているのがわかった。
「ルーモス、光よ。」
暗いので杖の先に光をともらせる。
見えたのは、よく見知った黒髪と、日焼けをしていない白い肌。
そして、床には血のついたがれきの破片と血だまり。
『ん、眩し・・・って、スネイプ先生。どうしてここに？』
瞬きをしながら間抜け面でこちらをみるブラック。
「吾輩こそ聞きたいですな。Mr.ブラック、どうして貴様がここにいる？」
そう聞くとあー、と口ごもり目線が外れていく。
『・・・道に迷っちゃって？』
すぐにばれる嘘を。
「あのトロールは貴様だな？」
『なんだ、知ってるんだったら聞かなくてよくないですか？意地悪ですね。』
すねたように言うブラック。
「それは認めるということでいいんだな？」
『・・・認めますよ。どうせ嘘をついたって、このけが見ればばれるでしょうし。』
ブラックが足においていた手をどかす。
見ると、一目で貧弱とわかる細い足に血がべったりとついている。そして大きな傷が。
『血管切ってたみたいで、がれき取ったら血がバーッて出てきたんですよ。ハーマイオニーの言うこと聞いとくべきだったなぁ。治癒魔法も思ってたよりは効かなかったし。』
あまりにも能天気発言に、思わず溜息がでる。
Ms.グレンジャーからの忠告を無視したのか。まったく、世話の焼ける奴だ。
「かせ。」
『えっ？ちょ、痛っ。丁寧に扱ってくださいよ。』
ブラックの足をつかんでこちらに向ける。
まったく、せっかくのきれいな肌にこんな傷を作って・・・
「スコージファイ、清めよ。エピスキー、癒えよ。」
肌についた血を消してから、傷を癒す。
おお、と驚いたように足をさするブラック。
『痛みが消えた・・・。すごいですね。けど、まだ傷が完全に治ってはなさそうなんですけど。』
「当然だ。魔法にも限界はある。」
『そうなんですね・・・。』
魔法は完璧だと思っていたのか。
まあ、あまり魔法のことを教えなかった吾輩も悪いが。
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私は�� - わー！！嬉しいです、ありがとうございます！ (2022年12月22日 16時) (
レス) id: 6dc15efeab (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 好きです (2022年12月20日 18時) (レス) @page31 id: f311cd81c1 (このIDを非表示/違反報告)
私は�� - ログ（以下略）。ありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2022年11月18日 23時) (レス) id: 6dc15efeab (このIDを非表示/違反報告)
樹里 - すごく面白いです更新頑張ってください (2022年11月17日 22時) (レス) @page8 id: 9ada6708fb (このIDを非表示/違反報告)
私は�� - ログインしておりませんが作者です。ありがとうございます！励みになります！うーん、悩みますね。たぶんならないかと思われます。大親友ってとこですかね。 (2022年11月16日 22時) (レス) id: 6dc15efeab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：私は�� | 作成日時：2022年11月11日 22時
