９３ フローリッシュ・アンド・ブロッツ書店にて ページ43
もうすぐ新学期が始まる。
本当に月日が立つのは早い。このままじゃ僕はすぐにおじいさんになっちゃう。
今日は久しぶりにダイアゴン横丁へ行く予定だ。
ホグワーツで使う教科書を買わないといけないからね。
にしても・・・なんだこのラインナップ。
闇の魔術に対する防衛術の授業の教科書数が非常に多い。
しかもタイトルもふざけたものばかりだ。
『トロールとののろい旅』
『グールお化けとのクールな散策』 等々。
恐らく洒落のつもりだろうがはっきり言おう。
馬鹿みたい、寒い、つまんない！！
そしてこれらの本は全部ギルデロイ・ロックハートなる人物が描いたものだ。
なんだ？新しい教師はこいつにお熱なのか？
おっといけない、こんなどうでもいいことを考えているから時間がすぐにたっちゃうんだ。
さっさと準備して行こう。
ふぅ、やっと本屋についた。
にしても随分と混んでるな。こんなに人気あったけ？このぼろっちい書店。
女性客が多い。あ、奥にいるの記者じゃないか？有名人でも来るのかな。
・・・あぁなるほどこれかあ。
壁に貼られていたチラシには、
ギルデロイ・ロックハートのサイン会 私はマジックだ １２：３０〜
と書かれている。
うわ、あと１０分じゃないか。一番混む最悪なタイミングで来ちゃった。
にしてもギルデロイ・ロックハートって、今年の教科書の著者じゃないか。
サイン会って、そんなに人気のある人なのかな。僕全然知らなかったんだけど・・・
ま、さっさと買い物を済ませるか。
人ごみにもまれながら目当ての本を探す――までもなかった。
サイン会を開くだけあって、教科書に指定されている本は全て平積みにされている。
一冊一冊の表紙に、おそらくギルデロイ・ロックハートだと思われる人物の写真が載っている。
主張が激しい。
と、同時にどうしてここまで女性客が多く集まっているのか理解した。
くそっ、こいつなかなかに顔がいい・・・みんな顔目当てなんじゃないか？
にしても一つ分かったことがある。
こいつはナルシストだ。
じゃなかったら、自分の顔写真を表紙にでかでかと載せるなんて、僕には恥ずかしくて到底できない。
まあいいや。さっさと買い物を済ませて、早く帰ろう。
教科書指定されている本だけを持ってレジへ向かい、買い物を済ませた。
あー、重い。こんなに冊数買わせて、１年で使いきれるのかなぁ？
「あら？Aじゃない、奇遇ね」
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私は�� - わー！！嬉しいです、ありがとうございます！ (2022年12月22日 16時) (
レス) id: 6dc15efeab (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 好きです (2022年12月20日 18時) (レス) @page31 id: f311cd81c1 (このIDを非表示/違反報告)
私は�� - ログ（以下略）。ありがとうございます！！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2022年11月18日 23時) (レス) id: 6dc15efeab (このIDを非表示/違反報告)
樹里 - すごく面白いです更新頑張ってください (2022年11月17日 22時) (レス) @page8 id: 9ada6708fb (このIDを非表示/違反報告)
私は�� - ログインしておりませんが作者です。ありがとうございます！励みになります！うーん、悩みますね。たぶんならないかと思われます。大親友ってとこですかね。 (2022年11月16日 22時) (レス) id: 6dc15efeab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：私は�� | 作成日時：2022年11月11日 22時
