ハケンと正社員・時々課長 (ページ9)

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◆キスページ9

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飲み会の席でのこと

帰る間際、明らかに主任は酔い潰れてるはずなのに

誰も見てみぬフリで

課長は何故か俺に介抱するよう頼んで来た

普通、好きな女が酔い潰れていたら自分から介抱するのが当たり前なんじゃねーのか？

それを俺に押し付けるのってお門違い

ってことは、2人はワケありってことなのか…

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どうも、ワケありには見えないのが主任

ま、でも、人には興味ねーし、プライベートのことを知る必要もない

A「…あれ？あたし、何で泣いてんだろう」

「目にゴミでも入ったんですか？」

A「違っ…元彼が、頭から離れない…」

「…深呼吸」

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深呼吸するも主任はまだ落ち着かない

重症だな、おい

「立てますか？」

A「…はい」

立った主任を抱きしめた

医療の資格も持っていて、中でも精神科に深く関わっていた

深呼吸で落ち着かない場合

抱きしめてあげることで、少しでも心が和らぐと称されている

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A「二宮くん、ありがとう。もう大丈夫」

「…あ、口元にご飯粒が」

A「え、どこ？」

「ここです…」

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好きとか嫌いとかじゃなく

キスしたのは、俺にとって意外なことだった