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47話 ページ47

「Aさんは、私の話し聞いてくれる?」

『ええ。ちゃんと聞くよ』

「...私、お姉ちゃんがいたの。たった一人の。親は私が小さいころ二人とも亡くなって、お姉ちゃんが親代わりをしてくれたのだから寂しくはなかった。大変な事が多かったけど、辛くはなかった。二人で頑張ろうって約束もした。そんなある日警察から電話があって「お姉さんが亡くなりました」って。お姉ちゃん、飛び降りたって。けど、お姉ちゃんはこんなことしない!私を置いていなくなったりしない!それから警察にも何回も相談に行きました。けれど話は聞いてくれなくって。いたずら通報は警察に対しての恨みがあってやってしまいました。どんな罰でも受けます」

『確かに、貴女はやってはいけない事をしてしまった。けど、今回は私達にも落ち度がある。だから、この事は私がもう一度捜査させて下さい。お願いします』

「あ、頭を上げて下さいAさん。私からもお願いしても良いですか?」

『はい。必ず解決して見せます』

『今日の所はひとまず帰りましょうか?所で神崎さんは、どこに住んでるの?』

「今は学園の近くの施設に住んでます」

『そうか。遅い時間だし施設の人心配してるよね』


「Aさん話してる時にすみません」


『山崎さんちょうど良いとこに!彼女を施設まで送って欲しいんだけど』

「ええ!俺これから仕事が」

『山崎さんあの事土方さんに言っもいいんですよ』コソッ

「や、山崎退行かせていただきます!」

『あっ!山崎さん。施設の人には、彼女は変な奴に絡まれてる人を助けて話を聞いてたら遅くなったと伝えて下さい』

「分かりました」

『じゃあね神崎さん。教室で待ってるから』

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作者名:らんちゃん | 作成日時:2021年1月24日 8時

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