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39話 ページ39

「A姉さんここにいたんですかィ」

『沖田君』

「ありがとうございました姉上の事」

『お礼を言わなきゃいけないのは私のほうよ』

『ミツバちゃんには色々と助けられたから』
Aはミツバと出掛けた事を思い出していた

『こんな事言うのは変だけど私は貴方達姉弟が羨ましいよ。私にはそういうの無かったから』

「姉さん...」

『沖田君生きているのに辛い事って何だか分かる?それは、辛い時に泣けない事よ。だから、貴方は泣いてもいいの。貴方は一人じゃないでしょ?恥ずかしいなら私は見てないから』

「...うう。うぐっ」

『頑張ったねそーちゃん』



「すみません姉さんお見苦しい所を」

『いいのいいの可愛い所見れたし』

「か、からかわないで下せェ」
「あっ、そういえば姉上の病室片付けてたら姉さん宛の手紙が出てきました」

『私宛?ありがとう。何だろう?』

「じゃあ俺はこれで」





{Aちゃん。この手紙を読んでいるって言うことは私はもうこの世にはいないでしょう。
Aちゃんとお友達になれたこと、お出かけしたことはいい思い出です。
Aちゃんにお願いしたいことがあります。
それはそーちゃんの事です。
そーちゃんはAちゃんの事好いてる見たいなの。これは姉だから分かることなのかな。
だからそーちゃんの事宜しくね。それと、Aちゃん貴女は一人じゃあありません。時には周りを頼ってもいいのよ。貴女に会えて良かったありがとう。}

『...ありがとうを言わなきゃいけないのは私のほうよ』

『そこの4人いるんでしょ。出てくれば』

「なんだばれてたんダ」

『バレバレよ。隠れるならちゃんとしなさい』
『所でなんでここに?』

「お前が帰って来ないから心配してたの高杉君が」

「はぁ?てめぇの方だろ今にも出て行きそうだったじゃねーか!」

「止めんか二人とも!」

「「うるせぇヅラ!!」

「ヅラじゃない桂だ!」

『(ミツバちゃん私は今が一番楽しいです。)』

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作者名:らんちゃん | 作成日時:2021年1月24日 8時

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