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36話 ページ36

「転海屋蔵場当馬だな大量の銃及び薬の密輸違法取り引き容疑でお前を逮捕する。」

「貴方は確か・・・。友人の婚約者をためらいなく捕まえますか?なかなか太い神経をお持ちのようで」

「犯罪に手染めながら警察の縁者に手出すたァてめーも太てェ野郎じゃねーか」




「話しが違うではないか蔵場殿。警察の犬は既に抱き込んだと聞いていたが」

「あれは捜査一課の土方十四朗。あれに嗅ぎ付けけられたのであれば我々もただではすむまい。時期に加勢も来よう」

「いいえ。加勢が来るには遅すぎます恐らくあの方一人で(いや本当に一人で来たのか?)」

「一人で?何故?」

「さぁ?警察の考えて方は私達には理解しかねますゆえ(まぁ何人で来ようが関係ない)」

「とすればアレ一人を片付ければ事が済む事」
「あの方には消えてもらいましょう」
バン!!


『土方さん大丈夫ですか!?』

「ああ。大丈夫だ」

『土方さんまず安全な所で出血して下さい。渡した荷物の中に出血止めと包帯が入ってます』
 
「用意周到だなァお前は」

『土方さん後ろ!!』

「残念です。ミツバも悲しむでしょう古い友人を亡くす事になるとは」「貴方達とは仲良くやっていきたかったのですよ。あの捜査一課の後ろ楯を得られれば自由に商いが出来るというものを。その為に縁者に近づき縁談まで設けたのにまさかあのような持病持ちとは。非常に残念な話しだ」

「ハナから俺たちを抱き込むためにあいつを利用するつもりだったのか」

「愛してましたよ。商人とは利を生む物を愛でる物です。ただし、道具としてですか」

「外道とは言わねェ俺も似たようなもんだ。挙句死にかけてる時にその旦那捕まえようとしてるんだひでー話しだ」

「同じ穴のムジナと言う奴ですか?貴方とは気が合いそうだ」

「そんな大層なもんじゃねーよ俺はただ...惚れた女にゃ幸せになって欲しいだけだ。だだそんだけだ」

「なるほどやはり貴方達の考える事は私達には分かりかねます」

「撃ちなさい」

『土方さん伏せて!!』
ドォン!!

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作者名:らんちゃん | 作成日時:2021年1月24日 8時

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