顔出し厳禁な歌い手さんは女装が趣味らしい【歌い手】【男主】

その男、慌てる ページ41

スマホを見ると母からだった。



内容は野菜届いた？とのこと。



うん。と短く返事を送れば流れるように手を動かしtwitterを開く。



そろそろtwitter中毒だな、と苦笑いをして暇潰しに有名な人のを見ていく。





すると、ある人のツイート画面で動きが止まる。



＿＿＿＿＿

今は志麻くんとお店に来とるよ。食べかけなのは気にせんで。少しでも写真を見栄え良くしたいんや。

＿＿＿＿＿


どっかで聞いた事のある会話だな、と一緒に添付してある画像を見ると美味しそうなパフェが写っている。



そのツイートの主のアイコンは黄色の目に光がないキョンシー。






……？！



バッと横を見ればまだ談笑している二人の姿。



勢いよく俺が振り向いたもんだからうち一人が気付いてこっちを向く。





あ……あぁ………見たことある顔だ…。



目しか見たことないけどはっきりわかる。



その人につられるようにしてもう一人も此方を向く。






…俺、この人も知ってる…。




俺がびっくりして口をぱくぱくさせていると相手…多分志麻さんとセンラさんは首をかしげた。



セン？「……えと、何ですか？」



志？「あ、もしかして煩かったですかね…？すみません…」




そう言ってぺこ、と頭を下げる二人。



『あ、いえ…そうじゃなくて…』



…どうしよう。これ絶対勘違いされてる。



これじゃまるで俺が二人が煩いから睨みつけたみたいじゃん…。



志？「え？じゃあ……何でしょうか？」





俺が何も言えずに黙っていると、センラさん？があぁ、と呟いた。



セン？「もしかしてバレちゃった系…？」




志？「え？まじ？バレたの？」









あぁ、嘘だろ。本物かよ。

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