退院後初めての夕食 ページ38
ツキカ視点
一年して、私はリハビリなどを終了し、退院した。
病院から出ると、独歩さんと一二三さんが病院前で待っていて出迎えてくれた。
ツキカ『迎えに来てくれてありがとうございます!』
一二三「大丈夫だよ。…それよりも、だ。退院おめでとう、ツキカちゃん!」
独歩「えっと…、一二三と一緒に夕飯を作ったんだ。俺たちの家に来てくれないか…?」
退院して初めて食べるご飯が手作り料理。
すっごく嬉しい。
ツキカ『…はい!是非いきたいです!』
私は先生のいる後ろを振り返った。
ツキカ『先生もご一緒に………』
寂雷「…ごめんね、私は今からしないといけない仕事があって…、夜も遅いからいけないんだ」
そうですか、と少ししょんぼりしながら言った私はまた一緒に食べましょう!と提案した。
ツキカ『…今からいくんですよね…?』
一二三「うん。…じゃあ先生、僕達がツキカちゃんを送るので……」
独歩「何かあったら連絡しますね」
寂雷「一二三くん、独歩くん、ありがとう。…ツキカをよろしくね」
先生に見送られながら、私たちは2人の家に行った。
ツキカ『失礼しま……わ、すっごいいい匂い!』
ドアを開けた瞬間、美味しそうな匂いがして、私のお腹の音がなった。
ツキカ『ご、ごめんなさい…』
一二三「だいじょぶだいじょぶ〜!お腹空かせてくれてるってことだし全然いいよ!」
帰宅してスーツを脱いだ一二三さんがそう言った。
独歩「じゃあ手を洗ったら早速食べようか」
私ははい!と返事をして手洗い場に行った。
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