こんなことになるんだったら組織なんか入らなきゃよかった。【安室透】

哀ちゃんが可愛すぎるんだけど至急誰か墓掘ってくれ ページ31

沖矢さんもコナンくんも、もちろん私自身もビックリして固まった。


え？な、何で哀ちゃんが？？

ってかそんなに懐いてくれてたの！？嬉しいけどどうした！？！？


「は、灰原･･･？」

「･･･！････その探してる人、本当にこの町にはいないのかしら？」

『え？あー、えっと･･･この前会ったけど、結局はぐれちゃってさ。ここら辺じゃ見かけないし、もしかしたらもう遠くに行ってるのかも』

「いいえ、もっと探してあげて。一度でも会ったんでしょう？話した？」

『話したっちゃ話したけど･･･』

「ならここで探し続けるべきだわ。彼女だって、きっと貴方を待ってる･･･！いつかちゃんと真実を話してもう一度貴方の隣に戻るから･･･今度はもういなくならないから、だから、お願いだから･･･貴方まで私の隣から居なくならないで･･･」


最後のほうは聞こえるか危うい程小さく、結局哀ちゃんは俯いてしまった。


ど、どうしよう･･･？まさか泣いた！？

待って、さすがにそれは心が痛い！！！


『あ、哀ちゃんが悲しむことはないんだよ！ありがとう。気を使ってくれたんでしょ？私がその子と哀ちゃんが似てるって言ったから、彼女の代わりに』

「違･･･！っ、ええ、そうよ。でもお礼なんていいわ。･･･ほら、運ばれてきたみたいだから食べましょう」

『う、うん』

「お待たせしました。どうぞ！」


おう･･･さっきまでの空気が、零のイケメンスマイルによって消えた･･･。

怖い。イケメンって怖い。

しかもニッコニコのままだよ？


イケメン怖い。


「ねぇねぇ、Aさん！ちょっと聞いてもいい？」

『ん？どうしたの？何でもどうぞ？』


ごめんコナンくん。

何でもって言ったけどやっぱり何も聞いてほしくないや。


何も聞かずにホットケーキ頬張っててくれ。


「Aさんって昨日会ったばっかりなのに沖矢さんと仲良いよね？何で？」


無邪気な笑顔で首を傾げるコナンくん。まったく、小学生は最高だぜ！


･･･ってなるか！！

その笑顔の裏では「さぁ答えろグヘヘ」って思ってんのお姉さん知ってるんだからね！
誤魔化せると思うなよ！！


「それは僕も気になりますね」


貴様もか。


『何でって･･･意気投合したからですよ』

「ええ。同じ屋根の下で一夜過ごした仲ですしね」

「････は？」

『え、ちょ、は』

「妻夫木さん？」


零が肩をものっそい力で掴んできてるので誰か助けろください。



あと赤井ゆるすまじ。

浮気じゃないしどっちの恋人でもないので却下させろください→←沖矢昴or赤井秀一？どっちも嫌ですけど

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