こういう時だけ空気を読まない眠気 ページ26
『あ、あの、沖矢さん･･･？』
「まさかここでお前に会うとは････久しぶりだな」
『･･･へ？』
「探す手間が省けて助かったぞ。･･･どうした？」
急に声が変わった･･･？
え？？急にしっっぶい声に変わったんだけど？？？
「･･･ああ、この姿のままでは分からんか」
沖矢さん？はそう言うと髪の毛を掴んで眼鏡も外した。
何気にエグいんだけど！！！
目の前で顔が剥がれるとか怖さが半端ない！！！！
「まさか･･･この姿を見てもまだ分からないなんて言わないだろう？」
『･･･！！あ、赤井･･･っ！？』
「組織を抜けたあの日以来だな」
黒い髪、目の下の隈、全部が懐かしくて
もう見れないと思ってた。
もう二度と話すことはないって、
もう一生会えないんだって、そう思ってたのに。
『本当に赤井なの･･･！？』
「ああ。何だ、まるで幽霊でも見たような顔をして」
『だ、だって！赤井はもう死んだって･･･真純ちゃん･･･が････』
「真純と知り合いだったのか。まぁそれに関してはまたボウヤと一緒に詳しく話す。･･･とりあえず君は一度寝ろ。目がとろんとしているぞ」
『あ･･･ごめ････寝て、なくて･･･でも私、ま、だ、赤井と＿＿＿＿＿＿＿･･･』
まだ赤井と喋ってたいのに。
そんな私の望みはあっさりと眠気によって破られてしまった。
.
.
「おっと･･･全く、あまりそう無防備だと安室くんに怒られるぞ」
ベッドに寝かせ、ボウヤに連絡する。
ふと、ポケットの中のミスティの携帯が鳴った。
もし仕事のことだったら、と心の中で彼女に謝りながら電話に出る。
「はい」
〈もしも･･･えっ！？ええっ！？！？お、男の人の声！？！？〉
〈はぁ！？ちょっ、嘘でしょ！？〉
「･･･失礼だが、彼女に何か用が？」
〈あ、えっと･･･今日、電話するって約束してたんです！A先輩は？〉
「ああ･･･どうやら疲れて寝てしまったようだ。彼女には俺から伝えておこう」
〈はっ、はい！！〉
〈ちょっとアンタ！！もしAに手ぇ出したらぶっ飛ば、〉
ブツリと切れる電話。
･･･随分賑やかだったな。
『ん･･･ひ、ろ････みつ･･･』
「･･･懐かしい名前だな」
サラッと髪をひと撫でし、布団を被せる。
「････スコッチのことは君のせいじゃないさ」
聞いていないと分かっていても、ついそう呟いてしまった。
･･･明日の朝食はどうしようか。
なんか勘違いされてるんだけど赤井が彼氏とか冗談じゃない→←いつも糸目の人が開眼したらめっちゃ怖いよね
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みかづち(プロフ) - そう言っていただけて嬉しいです！！ジンとはお互い実力は認めてるけど毛嫌いしている感じですかね･･･肉体関係に関しては、バーボンとは付き合ってたのでなきにしもあらず(笑)という感じです！ (2019年5月7日 22時) (
レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - この夢小説気に入りました。元黒の組織メンバーでジンと関係性はある設定ですか？肉体関係的な事など？映画版のストーリーを入れていた所が好きです。 (2019年5月7日 21時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - ひめさん» ありがとうございます^^更新頑張ります！ (2019年1月27日 22時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ(プロフ) - すごく面白いです！続き楽しみにしてます！！ (2019年1月26日 23時) (レス) id: 35f32e9416 (このIDを非表示/違反報告)
みかづち(プロフ) - るるさん» そう言っていただいてとても嬉しいです！ありがとうございます！！ (2019年1月24日 18時) (レス) id: 69b5dcb367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかづち
| 作成日時：2019年1月14日 22時
