ロマンスな出会い【梅原裕一郎】 (ページ36)

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可愛いは暴言ページ36

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梅原さんの親戚の子達とゲー厶をしたあと、スマホを見たら西山さんからLINEが来ていた。

"梅ちゃん、相当なんかきてるみたいだから気を付けて！"

何を気を付けたらいいんだ…？画面を見て悩んでいたら、パッとスマホが手から抜かれた。

『あっ』
「西山ぁ？なに、なんで俺がきてんの」
『多分機嫌が…ということではないでしょうか』
「なんで」
『や、それは』
「最近独り占め出来なくて病んでるとか思われてんのか俺」

自覚症状あった！この前オフが被った時に発散できたのでは？と思ったけどそんなことなかった！

『梅原さん！私は梅原さんが一番好きですよ！』
「当たり前だろ」
『うっ…』
「俺がイライラしてんのはお前が面白がってるところだよ。今朝もニヤニヤしながら出てったけど」

ごめんなさい、それは梅原さんが可愛すぎてそうなってしまいました。

『だって…可愛かったから』
「可愛くねえよ。男にそれ言うのは暴言だよ」
『ぼっ、暴言！？ごめんなさい！』
「はぁ…」

ため息をついてスマホを見だした。怒ってるのかな。
なんか少し気まづくて、一緒にいるのが怖いなと初めて思った。ここにきて私の馬鹿さ加減が梅原さんに迷惑をかけてしまってるのを思い知った。

『うう…』
「あ？なに、」
『ご、ごめんなさ…い』
「なに、泣いてんの？うそ、まじで？」
『梅原さんおこってるから…』
「や、別に今は怒ってないけど…」

泣き出した私に若干引きつつも、頭を撫でてくれたり、ごめんごめんと言って泣き止ませてくれる。優しい。

こんな優しさ見せられたらもっと泣いてしまうし、もっと好きになってしまう。ああ、好きだな、大好きだなってその手の温かさに触れて思う。