ただ勝己の背中を見ているだけでいい (ページ14)

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12話ページ14

「どうしたの」

『てめぇやっぱ半分野郎と付き合うのか？』

何でそんな話するの

「付き合ったら、きっと幸せだと思っただけ」

少し怒る勝己に私は少しイラついた

「私が付き合あうか付き合はないとか、勝己に関係ない」

勝己は怒ると思った

でも違う顔をする

なんで悲しそうな顔をするの？

『そーかよ』

思わせぶりなことはやめてほしい

とうに期待なんか捨ててるのに

でもわかってるよ、ちゃんと

心配してるだけなんだよね

恋愛的要素なんて微塵もない

ちゃんと分かってるから、大丈夫

轟side

轟「おい、爆豪」

『は？なんだよ』

俺は若干爆豪にムカついていた

こうして親父以外にちゃんと怒りを感じるのは滅多にない

怒りの原因は自分でももうさすがに気づいていた

轟「俺は、Aが好きだ」

自分が大好きな人が傷ついている

爆豪のせいとは一概に言えないが原因の一つであることに変わりわない

だから、爆豪にイラついている

爆豪が悪くないと分かっていても、それでももうAのあんな顔は見たくないから

爆豪は更に機嫌を悪くした

『それがなんだよ』

轟「俺がAを幸せにする、だからお前はもう余計なことAにいうなよ」

『あ？てめぇ調子のんなや舐めプ。俺がいつ余計なこといったんだよ、おい』

爆豪が徐々に声色を低くする

轟「自覚してなくてもいいが、俺はAに告白する」

『は？』

轟「もし了承を得たら、俺のものだからな」

『…だまれや』

轟「ただそれだけ言いたかっただけだ」

Aに悲しい顔させる奴なんか忘れさせてやりたい

まだ爆豪を好きでもかまわない

ただそばに居させて欲しい