9 だから僕は敦です((私だって太宰だよ ページ10
なんだかんだあり。
只今倉庫に居りますはい。
「ダサイさん……。
何読んでるんですか?」
「良い本」
「こんな暗い中で良く読めますね……」
と云うのはアツイ君。
全く持って同感だ。
「目は良いからねぇ」
内容は覚えてるらしいが何度読んでも良い本だから読むのだそうだ。
少しだけ同意。
「ホントにこんな処に虎来るんですかー?」
どら焼きに釣られて付いてきたは良いものの。
よく判らない倉庫の中に男(?)三人。
「現れる」
そう断言したダサイさんに,アツイ君がひぃっと声を上げる。
凄い自信のダサイさんに,めちゃめちゃネガり始めたアツイ君。
「僕なんかどうせ……。
いや,いっそ虎に喰われて死んだ方が」
「アツイ君!!
死んだ方が良いなんて,云うもんじゃないよ!」
「いやだから僕敦―――」
「ボクにはね,勉強も運動も出来ない,おまけに臆病で人に頼りっぱなしで,本当に禄でもない友達がいる。
でもね,のび太くんにだって良いところもあるし,楽しそうに生きている。
君にだって絶対にあるし,何があったかボクは知らないけど死んで良い理由になんてならないよ」
アツイ君が目を見開き,ダサイさんがふっと笑って,本を閉じる。
その時。
ガシャンと倉庫の奥から音が聞こえた。
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←8 太宰さんはダサくない(?)
43人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SEA(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます。更新,しまぁす!! (7月27日 11時) (レス) id: 40e007873e (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - めっちゃ笑っちゃいました!!応援してます。 (7月25日 22時) (レス) @page9 id: c79aedafe2 (このIDを非表示/違反報告)
SEA(プロフ) - りらさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです! もうそろそろ更新頑張ります^^; (5月12日 17時) (レス) id: 40e007873e (このIDを非表示/違反報告)
りら - 待って笑うしか方法がないwww (5月12日 16時) (レス) @page9 id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
SEA(プロフ) - 百華夜さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(笑) 更新もうしばらくお待ちください(__) (2023年3月29日 19時) (レス) id: 40e007873e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:SEA | 作成日時:2022年7月21日 1時