呪胎戴天-弐-__�� No side ページ5
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『誰か、いるの？』
不意に何かの存在を感じ取ったAは、暗闇に声を投げかけた。
そして、ある一点を見つめる。
『...』
ひょこっ
『！！』
暗くてよく見えなかったが、目を凝らすと壁のようなものが見えた。
そこから小さな生き物が顔を覗かせている。
『君もひとりぼっち？』
「きゅ」
『おそろいだ！！！』
Aは膝くらいまでしかないそれを抱き上げた。
目は頭部の真ん中に大きく1つ。
動物でないと分かったAはその生き物に聞いた。
『君、呪い？？』
「きゅっきゅ」
Aの問に答えると、呪いは嬉しそうにAに擦り寄る。
そんな呪いにAは目を輝かせた。
『(かわいい！！！！！！)』
先程までの涙はどこに行ったのか、呪いをぎゅっと抱きしめるA。
呪いは1度Aから離れ、得意げな目を向ける。
「きゅぅうう！！！」
ぽんとどこからか音がして、その途端火がついたようにAの周辺が明るくなった。
『わぁ！！！明るい！！！！！』
「きゅっきゅっきゅ！！！」
彼女はその場に座り、呪いはその横に寄り添うようにして座った。
『(この子、呪いだけど、イイコだ)』
『君はどうしてここにいるの？？』
「きゅっ!?..きゅー...」
大きな目は細められ、悩んでいるように見えた。
『ココ、貴方のお家じゃないの？』
呪いはブンブンと首を振る。
『そっかぁ、ずっとココに？』
「きゅ」
『それはさみしいネ！！！！
でももう大丈夫！！！私がいるよ！！！』
「きゅ...!!」
呪いはニコニコと笑い、Aもそれにつられて笑った。
.
「きゅきゅ？」
『今日はね、お仕事できたんだよ！でも、みんなとはぐれちゃった』
「きゅ」
その後しばらく話して(一方的にAが喋った)、
ようやく呪いが何を言いたいのかわかってきたA。
「きゅう??」
『どんな人か？
うーん、ポカポカして、ホワホワして...、
ニコニコなれる人達！！！』
Aは"みんな"を一人一人思い浮かべる。
『私ね、みんなのこと、大好きなの』
「きゅ、」
『みんながいたら、さみしくなくて、ほんとにポカポカするの、』
『私ね、みんなに会いたい』
『───────帰らなきゃ、』
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黒猫 - 術式とか考えたり、設定がしっかりしてるこういう夢小説めっっっちゃ好みです！ありがとうございます！夢主と宿儺の関係性、こういうのを求めていた！話の途中に、感想書いてるので、もっと楽しみです！ (2023年1月7日 13時) (
レス) @page15 id: 7b714b9c43 (このIDを非表示/違反報告)
黒弧(プロフ) - 悠仁くん。聞いてください。。夢主さんは、、、実にタイプです← (2022年9月30日 5時) (レス) @page50 id: 4b13e88e37 (このIDを非表示/違反報告)
夜ﾖﾙ(プロフ) - 未渚美さん» 普通に笑いました。へけっ！！！ (2022年2月22日 23時) (レス) id: 4ec6e0e005 (このIDを非表示/違反報告)
未渚美 - 失礼しまーす！ へけ！・・・失礼しました。 (スミマセン(・×・)) (2022年2月22日 22時) (レス) @page41 id: d3e6f01a93 (このIDを非表示/違反報告)
夜ﾖﾙ(本垢分からんくなった！！！ぴえん！！)(プロフ) - サリトさん» もっちろんです！！！本当に助かります...!!! (2021年3月11日 6時) (レス) id: 4ec6e0e005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜ﾖﾙ x他1人 | 作成日時：2020年12月20日 14時
