器の幼馴染もやっぱりイカれてる。【呪術廻戦】

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『悠仁から貰ったから、次は恵と野薔薇ちゃんだよ！！！』




先程のように、トリックオアトリート！！とポーズをとるA。






虎杖「何が可愛いって、これお化けのポーズじゃないんだよな」

釘崎「アンタ黙ってて」







伏黒「お菓子ならあるぞ。飴だけど」


『ホント！？！？』




釘崎「え、あんたも？」

伏黒「たまたまだよ！！」





Aはちょーだいちょーだいと、両手でお椀を作ってピョンピョン飛び跳ねて強請る。





伏黒「...」




釘崎「...アンタもどうしたの」








虎杖「な？伏黒」



伏黒「...めちゃくちゃ可愛い。」←

虎杖「だろ！？！？」




釘崎「うわぁ...」





伏黒はサッと直ぐに飴を手渡し、虎杖の元へ行った。


虎杖は伏黒の肩に腕を回す。





伏黒「目キラキラしてた」


釘崎「アンタそんなこと言うキャラ？」




虎杖「釘崎もやって見りゃわかるって！！」



釘崎「はぁ...」





『野薔薇ちゃんもくれる？？』


釘崎「はい、これね」






釘崎が渡したのは袋に入ったクッキーの詰め合わせ。





虎杖「おめぇも用意してんじゃねぇか！！」

伏黒「いやいつも上げてるだろ。それだよ」




Aは大事そうにバケットに入れ、ﾆﾊﾟｯっと笑った。





『わーい！！野薔薇ちゃんいつもお菓子くれるから好きー！！ありがとう！！！』


釘崎「すっ...!?」







虎杖「ほら」

伏黒「...」


釘崎「...天然たらしか」




『？？？』





教室のドアが開き、入口からひょこっと五条が顔を出した。





五条「お、なんかやってるね」






『あ、五条センセー！！』



五条「A！！！...エ」






『トリックオアトリート！お菓子ください！！！』




釘崎「もはやお菓子強請りに行ってるのね」


伏黒「趣旨合ってんのか？」





五条は目隠しの上からさらに眉間をつまむように掴む。





五条「どうしよう可愛すぎない？」

虎杖「それな(真顔)」






五条「ちょ、お菓子の前に写真撮らせて。はいピース」


『いぇーい！！』


五条「かわい〜〜〜！！！」←






『おかし！！！』


五条「あー、ごめん。お菓子ないや」

『えぇ！！』






嘘である。

この男、Aからの悪戯を受けるためだけに、わざわざ嘘を着いたのだ。




教員室にはこれでもかと言うくらいのお菓子が並んでいる。




伏黒はそれに勘づいていた。

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