cat10 ページ12
＿＿＿翌日
あの後はすぐに日誌を職員室に持っていき、その際うさみんに「何かあったか？」と聞かれた
私は「別に」とだけ言って即座に家に帰った
そして今は6時間目が終わって皆帰る準備を始めていた
「二見さーん！」
すると毎度お馴染み、私の名を呼ぶ声が聞こえた
何があるかなんてもうわかりきっている事
驚く事も無ければ嫌がるわけでもない
ただただ無表情で......
『日誌でしょ、いいよ』
ただ、そう答えるだけ
目の前の女子は一瞬驚いた顔をしたけど「ありがと！」と言っていつものように去っていった
向かった先は勿論、相川真冬のもと
ホント、よく飽きないな...
「ははっｗそれすごいねｗ」
すでにあの人の周りには他の女子に囲まれていていた
きっと他人から見たら笑顔で楽しく話をしている、ごく普通の高校生
だけどあの人はそんな奴じゃない
”だりぃ、女子相手はやっぱ疲れるなー...”
性格が悪く、かなりのめんどくさがり屋
表と裏が激しい奴だ
なんでアイツが素を見せないかなんて知らない
どーでもいい
だけど...なんだろな、
私と正反対なのに何処か似てる様な...って、やっぱ今のナシ
似てるなら昨日あんなに口論してないでしょ
絶対ありえない
『疲れてんのかな...』
自分がそんな考えをした事に少し呆れた
私は椅子から立ち上がり、荷物を持っていつものように保健室へ行く事にした
さっさと終らせて帰ろ
「.........」
・
・
・
・
・
・
「じゃあちょっと行ってくるわ」
『うん』
保健室でいつものように日誌を書いていた
うさみんは他の先生と話があるらしく、保健室から出ていって部屋には私1人
この時間、嫌いじゃない...
ｶﾞﾗｯ
すると保健室のドアが勢いよく開いた
うさみん......？
『おかえり、早かっ...げｯ...』
「げｯってなんだよ」
戻ってくるの早いな...と思ってたドアのほうに目を向けた
そして、そこにいたのはうさみんではなく相川真冬だった
なんでまた来たの...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 450人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ましろ(プロフ) - アリスさん» あぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！！頑張りますぅぅ！！！ (2018年8月17日 0時) (
レス) id: 7eb51e6523 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - うひゃあああもっと!もっときゅんきゅんさせてくださいぃぃ!!! (2018年8月17日 0時) (レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます！ (2018年7月27日 12時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜*.☆(プロフ) - 待ってましたぁ！ヽ(*´∀｀)ノ (2018年7月24日 13時) (レス) id: 7ecb03095b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - なんか、気づいたら更新されてるっていう、この更新ペース好きです。 (2018年5月21日 16時) (レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
